妊婦と飛行機
妊娠中でも旅行する場合もあれば、里帰りで飛行機を利用したほうが便利な場合もありますね。妊娠中の飛行機の利用は、妊婦とお腹の赤ちゃんが健康であれば、基本的に問題がないとされています。ただし、飛行機の利用に限らず、つわりのひどい時や体調がよくない時、また貧血、妊娠中毒症などの場合などは、差し控えたほうが安心です。飛行機を利用したい場合は、念のため産婦人科で確認したほうが安心です。
出産間近の場合、破水の恐れや突然出産してしまうケースも考えられるため、注意が必要です。航空各社では、35週前後からは搭乗不可の航空会社もあります。また搭乗可能でも条件があったり、予定日から28日以内の場合は医師の診断書が必要な会社もあるので、予約前に確認したほうが安全です。
残念ながら、どんな乗り物でも完全に安全というものはありません、飛行機の場合、乱気流により急降下するケースもあり、ジェットコースーターと同じレベルでの危険性はあります。特に飛行機は約7,000から13,000メ-トルの高度を航行する、気密性の高い特殊な閉鎖空間ということをふまえ、無理な計画はたてないようにしましょう。
一般的に飛行機利用に一番最適な時期は、安定期である妊娠5カ月前後、妊娠12週から28週頃までと考えられています。車や電車を使った長時間の移動より、短時間の飛行機の方が母体に影響が少ないという考え方もあるので、体調や時期と相談して、適切な方法を選ぶようにしましょう。不安がある場合は、旅行を含めて延期したり、方法を変えるほうがいいでしょう。過度な不安は精神的に妊婦にはよくありません。