妊娠初期の運動

妊娠初期の運動

妊娠初期は、精神的にも肉体的にも不慣れなことが多く、またわからないことも多いですね。たとえば「運動をしてもいいのかどうか」なども、よく聞かれる質問の1つです。結論からいえば「イエス」ですが、流産の危険がある妊娠初期の間は、あまり激しいものはやめておきましょう。ずっと続けてきた人は、「大丈夫」と思うかもしれませんが、体質や妊娠の状態にもよるので、スポーツを続ける場合は、必ずお医者様に相談してください。

逆に大事をとりすぎてまったく運動をしないと、肥満にもつながりますし、急激な体重増加で妊娠中毒などの弊害が起こる場合もあります。筋力が落ちると難産になりやすいという声もあり、適度な運動は必須といえます。スポーツクラブなどでも妊婦を対象に、マタニティ・エクササイズや、マタニティ・ヨガなどのメニューを用意しているところもあります。そういうところでは妊婦仲間にも出会えるので、情報交換などで、気分転換やリフレッシュにもなりそうですね。

日本産婦人科医会では、妊婦に適した運動として「母児が安全であること、運動効果が得られること、継続できること、楽しいこと」を基準に、水泳・エアロビクス・ジョギング・サイクリング・ウォーキング・ヨガを勧めています。逆に「激しすぎたり、人との接触や回転、跳躍を必要とするもの、勝敗や記録にこだわるもの」としてバレーボール・バスケットボール・ラケットボール・山登り、水上スキー・スキューバダイビングは、妊婦に適さない運動としています。個人差もあると思いますが、参考にしやすいのではないでしょうか?