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妊娠中でも結婚式はできる?マタニティ婚・授かり婚の準備と注意点ガイド|何ヶ月までOK?演出は?ドレスは?

妊娠中でも結婚式はできる?マタニティ婚・授かり婚の準備と注意点ガイド|何ヶ月までOK?演出は?ドレスは?

妊娠中の結婚式は増えている?マタニティ婚・授かり婚とは

授かり婚・マタニティ婚とは?

「授かり婚」や「マタニティ婚」とは、妊娠をきっかけに結婚を決めることを指します。

かつては「できちゃった婚」と呼ばれることもありましたが、現在ではよりポジティブな言い方として「授かり婚」や「マタニティ婚」という言葉が一般化しています。

妊娠と結婚のタイミングが重なることで、手続きやイベントの準備が同時進行になりますが、その分、家族としてのスタートをより実感できるという声も多く聞かれます。

近年はポジティブに受け止められる傾向に

以前はネガティブに見られがちだった授かり婚ですが、今では全体の約4組に1組が授かり婚というデータもあります(※厚労省調査等より)。

芸能人や著名人が公表することも増え、世間の印象も大きく変化しました。

また、晩婚化やライフスタイルの多様化が進んでいる現在、「子どもを授かったことをきっかけに、家族としての第一歩を踏み出したい」という前向きな理由で結婚する方も多くなっています。

マタニティ婚を選ぶ理由:タイミング・家族への報告・節目の行事として

マタニティ婚を選ぶ理由には、さまざまな背景があります。

たとえば、

  • 妊娠中にきちんとけじめをつけたい
  • 出産前に夫婦としての形を整えたい
  • 親や親戚に安心してもらいたい
  • お腹の赤ちゃんにも結婚式に参加してもらいたい

という思いが挙げられます。

最近では、「赤ちゃんと一緒に結婚式を挙げた」という感動的なエピソードも多く、マタニティ婚ならではの特別感を求めるカップルが増えています。

妊娠中でも結婚式はできる?時期と体調の目安

安定期はいつ?妊娠5ヶ月〜7ヶ月が多い理由

妊娠中に結婚式を挙げる場合、もっとも人気があるのは妊娠5ヶ月から7ヶ月ごろの「安定期」です。

この時期は、つわりが落ち着いて体調が比較的安定するため、無理なく準備や本番に臨みやすいとされています。

また、お腹がまだそれほど大きくないため、ドレスの選択肢が比較的広く、動きやすいというメリットもあります。

妊娠初期・後期に結婚式をするリスク

妊娠初期(〜4ヶ月)や後期(8ヶ月以降)の挙式は、基本的におすすめされていません。

  • 初期はつわりや体調不良が起こりやすい時期
  • 後期はお腹が大きくなり、長時間の移動や式典が負担になる
  • 出産が早まる可能性もある

このようなリスクがあるため、医師と相談したうえで時期を決めることが大切です。

産後に結婚式をする選択肢も

無理をしたくない方、体調に不安のある方には、出産後に結婚式を行う「後撮り婚」や「産後婚」という選択肢もあります。

子育てが落ち着いてから、家族3人でのウェディングフォトや挙式を行うことで、より落ち着いた雰囲気で一生の思い出を作れるメリットがあります。

医師との相談は必須

結婚式の日程を決める前には、必ず担当医に相談しましょう。

妊娠経過や体調、式当日のスケジュールなどを確認したうえで、「結婚式を挙げても問題ないか」「何に注意すべきか」といった具体的なアドバイスを受けておくと安心です。

妊娠中の結婚式で気をつけたいこと

長時間の立ちっぱなし・スピーチなどの負担軽減

結婚式では、主役として注目を集める時間が長くなりがちです。

しかし、妊娠中は長時間の立ち姿勢や、スピーチ・演出への参加が想像以上に体力を消耗することもあります。

  • 長時間立たなくてもよい演出に変更
  • スピーチは簡略化
  • 座れる時間を意識的に増やす

といった工夫を行い、無理のないスケジュール設計を心がけましょう。

移動距離・当日のスケジュール管理

自宅から式場までの距離や移動時間も、体調に大きな影響を及ぼします。

できるだけ近距離で、宿泊や控室が確保されている会場を選ぶと安心です。

また、挙式と披露宴の間に適度な休憩時間を入れることで、体調管理もしやすくなります。

時間に余裕を持った進行が重要です。

感染症や体調悪化への備え

妊娠中は免疫力が低下しやすく、風邪やインフルエンザなどの感染症に注意が必要です。

体調が悪化した場合のキャンセルポリシーや延期対応について、式場と事前に確認しておくことをおすすめします。

また、妊婦でも食べられるメニューに変更するなど、料理面でも工夫が求められます。

ゲストへの妊娠報告のタイミングと伝え方

妊娠していることをゲストにどのように伝えるかも悩ましいポイントです。

安定期に入ってからであれば、招待状や当日の司会アナウンスで伝えるケースもありますが、無理に公表する必要はありません

親しい人だけに伝える、当日控えめにアナウンスするなど、自分のスタンスに合った方法を選びましょう。

マタニティ婚でのドレスの選び方

体型の変化に対応できるデザインを

妊娠中は、お腹のふくらみや体型の変化が急激に進みます。

そのため、マタニティ婚では、妊娠中でも快適に着られるドレスを選ぶことが最重要ポイントです。

締め付けが強いコルセットタイプやマーメイドラインは避け、お腹周りにゆとりがあるAラインやエンパイアラインが人気です。

特にエンパイアラインは、胸下から広がるデザインなので、お腹を優しくカバーしながらも美しいシルエットが出せます。

妊娠月数別:おすすめのドレスシルエット

妊娠の時期によって、おすすめのシルエットや素材も変わります。

妊娠4〜5ヶ月(お腹がまだ目立たない)

→Aライン・プリンセスラインなど一般的なドレスも選べる

妊娠6〜7ヶ月(お腹がふくらんでくる)

→ウエスト切り替えが高いエンパイアラインが◎

妊娠8ヶ月以降

→ドレスよりもフォトウエディング・和装での撮影を検討しても

また、軽くて通気性のよい素材(チュール、オーガンジーなど)を選ぶと、長時間の着用でも負担が軽減されます。

試着の時期と複数回のフィッティングの重要性

ドレスの試着は、挙式の1〜2ヶ月前と、直前の2回以上行うのがおすすめです。

妊娠中は週ごとに体型が変化するため、直前での微調整が必要になることが多いからです。

特にウエスト・胸囲・腕まわりなどはサイズが変わりやすいため、調整可能なデザインや素材を選ぶことも大切です。

レンタル vs オーダー:どちらが安心?

マタニティ婚では、セミオーダーやマタニティ用ドレスのレンタルが人気です。

フルオーダーよりコストを抑えられ、かつ妊婦の体型に合わせた調整が可能なドレスが豊富にあります。

一方で、急なサイズ変化への対応が難しいレンタルもあるため、事前に「最終フィッティング時のサイズ調整ができるか」「当日キャンセル時の対応」なども確認しておきましょう。

マタニティ婚で人気の演出・装飾アイデア

赤ちゃんも一緒に参加している演出を

マタニティ婚ならではの特徴は、お腹の赤ちゃんも一緒に結婚式を迎えられることです。

「3人で迎える式」というテーマを演出に取り入れると、より温かく感動的な空間になります。

たとえば、以下のような演出が人気です:

  • プロフィールムービーに赤ちゃんのエコー写真を挿入
  • 入場時のアナウンスで「お腹の赤ちゃんも一緒に参加しています」と紹介
  • 「誕生までカウントダウン!」の装飾を会場に配置

エコー写真やベビーアイテムを取り入れる

受付やウェルカムスペース、フォトブースに、赤ちゃんに関するアイテムをさりげなく取り入れることで、妊娠中の結婚式であることを温かく伝えられます。

  • ウェルカムボードにエコー写真を添える
  • ベビーシューズやスタイをフォトスポットに飾る
  • ベビーカラー(淡いピンク・ミントグリーンなど)を装飾テーマに

このような演出は、ゲストに微笑ましく受け止められるだけでなく、自分たちにとっても記憶に残る思い出になります。

感謝を伝える演出・ゲストとの距離感を大切に

マタニティ婚では、準備が通常よりもタイトになることも多く、派手な演出よりも、家族や親しい人に感謝を伝えることに重点を置いたスタイルが好まれています。

  • 両親への手紙の代わりに、感謝の動画メッセージを流す
  • スピーチの時間を減らし、ゲストとの歓談時間を多めにとる
  • フォトラウンドやテーブルインタビューでゲストと対話

形式ばらないアットホームな式は、妊娠中でも負担が少なく、ゲストにも心地よく感じてもらえるはずです。

マタニティ婚の結婚式場選びとプランニングのコツ

バリアフリー・休憩室完備の式場を選ぶ

妊娠中の体には、わずかな段差や階段、長距離の移動でも大きな負担がかかります。

そのため、式場選びでは以下のようなポイントが非常に重要です。

  • 完全バリアフリー対応であるか
  • 休憩用の個室・控室があるか
  • 館内移動が少ない構造になっているか

会場によっては、妊婦用の椅子やクッション、毛布などの貸し出しを行っているところもあります。

事前見学の際は、設備面でどこまで対応してもらえるかも具体的に確認しておきましょう。

経験豊富なプランナーがいるか確認

マタニティ婚の成功は、妊娠中ならではの不安や制約を理解してくれるプランナーの存在が大きな鍵を握ります。

できれば、過去にマタニティ婚の事例が豊富な式場や、妊婦専任プランナーがいる会場を選ぶと安心です。

打ち合わせ時に次のようなことを確認しておくと良いでしょう:

  • スケジュール変更が必要になった場合の柔軟性
  • 体調不良による延期・キャンセルの対応内容
  • 妊娠月数に応じた進行や演出のアドバイス

急な体調不良にも対応できる柔軟なプラン

マタニティ婚では、「万が一」を前提とした準備がとても重要です。

以下のような柔軟性があるプランかどうかを確認しましょう。

  • 延期料がかからない期間の設定
  • 出席者の人数変更への対応可否
  • 式の内容をコンパクトに変更できるか

また、医師との連携を意識して、必要であれば「診断書があればキャンセル料がかからない」などの対応が可能かを確認するのもおすすめです。

見学や契約時に伝えるべきこと

見学時や契約前には、自分が妊娠中であることをしっかり伝えておくことが大切です。

体調に応じたスケジュール提案をしてくれるだけでなく、妊婦の健康を最優先したプランニングが可能になります。

また、演出の内容や音響、照明なども調整が必要なケースがありますので、「どこまで対応してもらえるか」まで具体的に聞いておきましょう。

妊娠中に結婚式をしないという選択肢

フォト婚や家族婚という形も

妊娠中の体調や出産時期を考えて、無理に結婚式を挙げず、別の形で思い出を残すという選択をされる方も少なくありません。

代表的な選択肢には以下のようなものがあります。

フォトウェディング(写真婚)

→体調の良い日にスタジオやロケーション撮影

家族婚・会食婚

→ごく親しい人だけを招いた食事会スタイル

これらのスタイルは、身体への負担が少なく、準備も比較的シンプル。

また、出産後に「本格的な式を改めて行う」ことも可能です。

産後に落ち着いて挙式・披露宴を

体調や出産のタイミングが不確定な場合、出産後に改めて結婚式を計画するという方も増えています。

最近では「産後婚」という言葉もあり、赤ちゃんと一緒に参加できる披露宴は、感動的で温かい雰囲気になると人気です。

もちろん、赤ちゃん連れの準備はまた別の大変さがありますが、体調が整ったタイミングで計画できるというメリットは大きいでしょう。

「結婚式=夫婦の形」はひとつじゃない

結婚式の形は、カタログや雑誌に載っているスタイルだけではありません。

ふたりにとって無理のない選択が最良の形であり、それが新しい家族の始まりを彩る一歩になります。

「妊娠中に挙げる」「産後にする」「写真だけにする」など、夫婦の意思と状況に寄り添った選択をすることが、後悔のないスタートになるのではないでしょうか。

妊娠中の結婚式を無理なく行うためのチェックリスト

妊娠中の結婚式は、「できるかどうか」よりも「無理せず安全にできるか」が大切です。

以下のチェックリストを参考に、無理のないプランニングができているかを確認してみましょう。

体調・時期・サポート体制の確認

  • 妊娠何週目か(安定期に入っているか)
  • 医師からの許可が出ているか
  • 会場に休憩場所があるか
  • 家族やパートナーが積極的にサポートしてくれるか

体調に少しでも不安がある場合は、延期や他の選択肢も含めて再検討することが望ましいです。

準備スケジュールの立て方

  • 打ち合わせやドレス試着は体調の良い時期に集中
  • 結婚式の1ヶ月前には大半の準備を終えるように
  • 直前に変更できるポイントを残しておく

急な体調変化に備え、「絶対にこの日にこれをやる」ではなく「余裕を持って進める」ことが鍵です。

「やること・やらないこと」の線引きを

  • やらない演出・省略する装飾を明確にする
  • ゲストへの負担を減らす(移動・拘束時間など)
  • 感謝の気持ちを伝えることを最優先に

マタニティ婚は「完璧な結婚式」よりも、「安全で温かい時間を過ごす」ことをゴールにしましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 妊娠何ヶ月まで結婚式は可能?

妊娠5〜7ヶ月の「安定期」が最も適しているとされます。

お腹が大きくなりすぎず、体調も比較的安定しやすいためです。

ただし、医師の判断が最優先となります。

Q. ドレス選びはいつ頃がおすすめ?

妊娠初期〜中期のうちに1回、挙式の1ヶ月前にも再度試着・フィッティングを行うのが理想です。

体型が変化しやすいため、複数回確認しておくと安心です。

Q. マタニティ婚に特化した式場はある?

はい、マタニティプランを用意している式場は増えています。

妊娠中でも安心して挙式できるよう、控室・食事・時間配分などに配慮されたプランを提供している会場を選ぶのがおすすめです。

Q. 妊娠中に結婚式をやめた場合、契約はどうなる?

キャンセルポリシーは式場によって異なります。

体調不良や医師の判断による中止に対し、柔軟な対応が可能な式場もあるため、契約前に必ず確認しておきましょう。

まとめ|妊娠中でも無理せず、自分らしい結婚式を

妊娠と結婚というふたつの大きな出来事が重なるマタニティ婚・授かり婚は、人生の節目を祝うかけがえのない機会です。

しかし、その反面、体調面や準備の負担、スケジュールの制約など、特有の不安や課題もつきまといます。

だからこそ、「絶対にこの形でなければならない」と自分を追い込むのではなく、今の自分たちに合ったスタイルを選ぶことが大切です。

たとえば…

  • 妊娠中でも体調が安定していれば、安定期に挙式を行う
  • 不安があれば、フォト婚や家族婚、産後婚という選択肢もある
  • 会場・衣装・演出すべてにおいて、「無理のない工夫」を意識する

といった形で、自分らしい式をつくっていくことができます。

また、結婚式を行う目的は「華やかなイベントを開くこと」だけではありません。

家族に感謝を伝える、パートナーと新たな決意を交わす、赤ちゃんと迎える未来の始まりを実感する――そんな本質的な意味が、マタニティ婚には込められています。

妊娠中だからこそ感じる気持ち、準備の中で見つけた家族の支え、当日ゲストから受け取る温かい言葉――どれもが、これからの人生において大切な支えとなる宝物になるはずです。

結婚式の形に正解はありません。

あなたと赤ちゃん、パートナーが安心して幸せな1日を過ごせる形こそが、最良の選択です。

無理のないスケジュールと、柔軟な発想、そして周囲への感謝の気持ちを忘れずに、あなただけの「マタニティウェディング」をつくりあげてください。