妊婦と温泉

妊婦と温泉

温泉や都市型のスーパー銭湯やスパ施設では「妊婦は温泉は控えてください」というところも見かけますね。Q&Aでは「なにか温泉成分が赤ちゃんのよくないのかしら?」「硫黄がよくないのって本当?」などの疑問もあるようです。

基本的には、妊婦が温泉に入るのは特に問題はありませんし、温泉の成分が胎児になんらかの直接的影響を与えることはないとされています。ただし、一般的なことを含めて注意は必要です。つわりや体調不良の時には避けた方がいいのは、温泉に限ったことではありません。アルコールのあとの温泉も同じです。

まず、転倒。これは妊婦に限ったことではありませんが、特に妊娠中期や後期になると、体のバランスが悪くなっています。温泉やスパによっては滑りやすい床材を使用している場合もあり、またスペース的にも広くて移動も多いため、転倒の危険性は自宅のお風呂よりは格段に高くなります。

またせっかく温泉に来たのだからと長時間お風呂に入ることで、のぼせてしまう場合もあります。妊婦はのぼせやすいので、いつもより注意が必要です。また個人的にものぼせやすい人はより気をつけてください。これは自宅の入浴でも同じです。ただし、温泉は温度が高めの場合もあるうえ、調整ができないのを念頭に置いておきましょう。また、温泉からあがったら十分な水分補給を忘れずに。

温泉にはリラックス効果などのメリットもあります。適度なお湯にゆったり浸かることで、妊婦特有のストレスから解放されるのはいいことですね。できれば1人ではなく、家族や友人など付き添いの人がいると何かあった場合でも安心です。