つわりはツボで軽減する
妊婦を悩ませているつわりですが、症状が人によって異なっていることもあり、はっきりとした原因の特定がされていません。そのため、完璧な解消方法もない、というのが現状です。
つわりの時には、食欲はあっても気持ちが悪い、水を飲んでもムカムカする、というようなつらい症状が起こります。薬を飲んで治すわけにはいかないので、苦労している人が多いのです。
症状が多い分、その数だけ解消方法が考えられます。その中で複数の症状に効果がありそうなのが、東洋医学のツボ押しでしょう。
たとえば、手首の付け根から指2分のところに内関というツボがあります。指の腹で押すという方法がありますが、米粒を張り付けておくと刺激が持続しますので、効果的です。
足の2番目の指を曲げた先端の少し丘になっている位置にあるツボを裏内庭といいます。この部分を気持ちがいいと感じる程度に刺激すると効果があります。自分で押しにくい場合には、ゴルフボールなどを利用してもよいでしょう。
その他、足の三里というツボがあります。膝を曲げたときにできる足の内側のくぼみがこれにあたります。ここは、足のむくみ、疲れに効果があります。つわりの時期以外でも、妊娠するとむくみやすくなりますので、このツボを覚えておくとよいでしょう。
ツボの刺激は、痛いと感じる強さで行うのは良くありません。気持ちいいと感じるくらいが適当な強さです。
また、足裏マッサージは、平常時ならば内臓の活性化や疲労回復に効果のある方法ですが、妊娠中はふさわしくありません。逆に体調が悪くなることもあります。