
- 【妊娠初期】新宮市で妊娠がわかったらすぐに必要な手続き
- 【妊娠中期~後期】新宮市で出産に備えて行う手続き
- 【出産直後】新宮市で産まれたらすぐに必要な手続き
- 【出産後】生活が少し落ち着いてから行う手続き
- 【人によって必要になる手続き一覧】
- 【どこに相談すべきか?窓口ごとの手続き早見表】
- 【チェックリスト】妊娠~出産後の手続きスケジュール表
- 心が折れそうなときに読んでほしいこと
- よくある質問(FAQ)
- 新宮市の妊娠から出産までにもらえるお金まとめ|手当・助成金・補助金をわかりやすく解説
- 新宮市の母子家庭の手当てと補助金
- 新宮市で注文住宅を建てるには 家づくりの価格や費用の相場とおすすめメーカー
- 新宮市のおすすめの住宅展示場とモデルハウス|初めて行く人の安心ガイド
はじめに|不安な時期だからこそ、手続きを明確にしよう

妊娠・出産というのは身体も心も大きく変動するタイミング
妊娠がわかると、喜びの裏側で引き締まる気持ちを感じる人は新宮市でも少なくないのではと思います。
つわりやコンディションの変動、これからの生活のこと。それだけでもすでに大きな出来事なのに、複数の役所の手続きや職場との調整も求められます。
「現時点で、何から始めればいいかわからない」と思ったときこそ、情報を整理することが助けになります。
本ページでは、妊娠してから出産まで、さらに出産後に必要になる新宮市での主要な手続きを順を追って丁寧にご紹介します。
知らなかったせいで損をしないためには
妊娠・出産にかかわる手続きには、申請期限が定められているものや申請を行わないともらえない手当などが新宮市でもたくさんあります。
知らないままでいると、数万円から数十万円の損を被る場合も珍しくありません。
本ページでは、申請するタイミング、準備書類、申請窓口なども含めて説明しつつ、妊娠や出産で忙しい時期に「何を」「いつ」するべきかが把握できるようにまとめています。
手続きの「いつ・どこで・なにを」を整理します
必要な手続きは、お住まいの地域や会社の制度により相違があることもありますが、基本的な流れは全国で共通です。
本ページを読み進めていくことで、妊娠が判明した段階から、出産して落ち着くまでの間に押さえておきたい重要な手続きが確認できるようになります。
【妊娠初期】新宮市で妊娠と診断されたらすぐにしておくべき手続き

妊娠届の提出と母子手帳の発行
妊娠がわかったら、最初に行うべき手続きは新宮市においても妊娠届の提出と母子手帳の交付となります。
医療機関で妊娠が診断された段階で妊娠届出書が発行されますので、それを持って役所へ提出します。
この手続きが完了すると、母子手帳(母子健康手帳)が発行され、以後の妊婦健診や出産、育児の記録がこの手帳に書かれていきます。
母子手帳の交付は妊娠の週数に関係なく、早い段階で済ませておくことが重要です。
お住まいの地域によっては、母子手帳の交付と同時に妊婦健康診査受診票(補助券)が渡されるので、お金の面でもありがたいです。
妊婦健診の助成制度の申し込み(地域によって異なる)
妊婦健診は健康保険が使えないため、通常は自己負担となります。
そのため、ほとんどの自治体では妊婦健康診査受診票(補助券)という方法で健診費用を助成しています。
母子健康手帳を受け取るときに同時に交付される場合が多いですが、地域によって申請手順や交付のタイミングが異なることもあるので、担当者の説明を丁寧に確認しましょう。
妊婦健診の費用補助を受けるには、交付された受診票に書かれた連携先の病院で診察を受けることが要件となることもあります。
あらかじめ診察を受ける医療機関が連携医療機関かどうかを確認しておくと安心につながります。
仕事先への妊娠報告と就労環境の調整
働いている方にとって、職場への告知のタイミングは悩ましいものですが、妊娠中の支援制度を活用するには職場への報告が欠かせないです。
たとえば、
- 妊婦健診のための時間確保
- 通勤緩和措置
- 過度な作業の制限
- 産前産後休業の取得計画
など、職場との調整で得られる配慮は多く存在します。
直接の上司や人事部の人と相談する際には、診断書の提出があると円滑に対応してもらえることがあります。
出産予定日と産院の選び方
妊娠届を出したあと、出産に向けて前もって準備したいのが出産施設の決定です。
とくに分娩予約が必要な医療施設や評判の良い産院は、新宮市においても妊娠初期に満床になるケースも。
- 家からのアクセス
- 無痛分娩ができるかどうか
- 個室かどうか
- 面会・付き添いの条件
などを見比べながら条件に合う病院を決めましょう。
【妊娠中期〜後期】新宮市で出産に向けて行う手続き

里帰り出産を予定しているときの医療施設との連絡調整
出産を実家付近で行う、いわゆる里帰り出産を希望する場合は、出産予定の医療機関との早期の連絡が必要となります。
里帰り出産は評判の良い病院に予約が集中することもあるので、妊娠16〜20週頃までに予約を完了させるのが新宮市でも通例となっています。
出産施設によっては「30週すぎに一度来院すること」といった条件を設定していることもあります。
現在通っている産科医と紹介状を通じた連携が求められることもあるので、日程にはゆとりを持ちましょう。
出産育児一時金申請手続き(健康保険)
出産費用の補助として支給されるのが出産育児一時金になります。
新宮市でも健康保険加入者であれば、原則42万円(産科医療補償制度に加入している場合)の給付があります。
一般的には直接支払制度を使うことで、出産施設が保険者(健康保険組合など)から直接費用を受け取り自分で支払う金額が減る仕組みになっています。
制度を適用するには同意書の提出が事前に必須となるので、妊娠中期〜後期には手続きを済ませておきましょう。
直接支払制度を利用しない場合や病院が非対応の場合は、出産後に領収証などを提出して申請する必要があります。
出産手当金の手続き準備(就労中の人向け)
勤務先で健康保険に加入している人(被保険者)には、産前産後の休業期間に対して出産手当金が給付されます。
支給の対象は出産予定日の42日前から産後56日が経過するまでの間で仕事を休んでいる期間となります。
支給される金額は賃金の3分の2程度が基準となります。
会社経由で申請するケースが多いため、あらかじめ人事部や総務部に相談して申請書類の記入スケジュールをチェックしておくとよいでしょう。
育児休業給付金と混同しがちですが、出産手当金は健保から、育児休業給付金は雇用保険から支給されるという違いがあります。
陣痛タクシーや産後ケアの予約・申し込み
妊娠後期になったら、実際の出産に備えた準備も求められます。
とくに都市部では陣痛タクシーへの登録が人気を集めています。
これは、かかりつけの病院を登録しておくことで陣痛が来たときに優先的に送迎してくれるタクシーサービスです。
妊娠中に登録申請が求められるため、34週頃までには申し込みを終えておきましょう。
加えて、産後のからだと心の回復をサポートする産後ケアサービスも多くの地域で充実してきています。
助産師の訪問サポートや宿泊できる産後ケアなどの提供があり、出産前からの申し込みが可能なケースもあります。
申請書や面談が必要な場合もあるため、妊娠中期から後期までに調べて申請しておくと安心です。
【出産直後】新宮市で出産したらすぐにすべき手続き

出生届の提出(生まれた日から14日以内)
子どもが生まれたら、最初に行うべき大切な手続きが出生届となります。
これは、生まれた子を法律上の戸籍に登録するための手続きで、新宮市においても出生した日を含む14日以内に届け出が必要です。
提出先は、以下のいずれかです:
- 出生地の市区町村役所
- 本籍地の市区町村役所
- 申請者の住んでいる地域の役所
届出には、
- 出生届書 (医師または助産師の記入欄あり)
- 母子健康手帳
- 申請者の印鑑
が必要です。
出生届を出すことで赤ちゃんの戸籍が登録され住民票にも反映されます。
これが今後の各種手続き(健康保険や医療助成、児童手当など)の出発点となるため、最優先で対応しましょう。
出生届は父と母のどちらでも提出できますが原則は父または母が届出人です。
母体の事情で外出できない場合は、代理人による提出も可能ですがその場合でも署名・押印は必要です。
児童手当の届け出
出生届と同時期に行いたいのが児童手当の手続きです。
この制度は、0歳から中学を卒業するまで(15歳を迎えた最初の3月末)までの子どもを対象に毎月1万円から1万5千円が給付される制度です。
申請先は、お住まいの自治体の子育て支援課。
準備すべきものは以下のとおりです:
- 申請者(通常は父または母)のマイナンバー
- 印鑑
- 通帳またはキャッシュカード
- 健康保険証の写し(勤務先によって必要)
- 課税証明書(年度により不要なことも)
出生届の提出と一緒に申請できるケースが多く、まとめて手続きをする方が効率的です。
注意しておきたいのは、申し込みが遅れると新宮市でも申請が遅れた期間の分は支給対象外となるため、早期の手続きを意識しましょう。
健康保険の加入手続き(新生児の分)
新生児が誕生したら、新宮市でも必ず健康保険への加入手続きが必要になります。
加入手続きは扶養家族として登録する形で行うケースが多く、保険加入者である両親の勤務先を通して登録します。
勤務先が社会保険の場合:
- 健康保険証の交付申請
- 出生届の写し
- 必要に応じて住民票・戸籍謄本
国民健康保険の場合:
- 自治体窓口での保険加入手続き
- 戸籍と住民票の書類が必要
手続き完了後、赤ちゃんの健康保険証が発行されます
保険証が手元にないと、乳幼児医療証の発行や予防接種の助成申請もできないため、早めに手続きしておきましょう。
乳幼児医療費助成制度の申請
多くの市区町村では、子どもの医療費をカバーする乳幼児医療費助成制度を行っています。
対象となる年齢や制度の詳細は場所によって変わりますが、自己負担ゼロまたは少額の負担で医療を受けられることが多いです。
手続きを行うには以下の書類が必要です:
- 赤ちゃんの健康保険証
- 乳幼児医療費助成申請書
- 印鑑(署名で可な場合も)
- 母子手帳(必要な地域もあり)
申請を終えたあとに発行される医療証は診療機関や薬局で保険証と一緒に提示することで助成が適用されます
健康保険証が発行されていないと制度を利用できないため申請の順序には注意が必要です。
赤ちゃんの名前決定と戸籍への登録
出生届を提出する際には、子どもの名前を記入します。
提出時点で名前が未定の場合は申請できませんので早めの命名を心がけましょう。
注意点:
- 漢字の使用に制限がある(常用漢字・人名用漢字)
- フリガナも必要
- 氏名は一度登録すると変更が難しい
氏名が確定し、戸籍に反映されることにより正式な法的な「個人」として登録され、住民票の作成や各種申請ができるようになります。
【出産後】生活が少し落ち着いてからすべき手続き

育休・育児休業給付金の申請(職場・ハローワーク)
新宮市で出産後に使える制度のひとつが育児休業制度となります。
これは、一般的には子どもが1歳になるまでの期間仕事を休んで育児に向き合える制度で、非正規社員を含めた所定の条件を満たす方も対象になります。
育休中には雇用保険制度より育児休業給付金が受け取れるので、経済的な負担軽減につながります。
申請の流れ:
- 最初に、勤務先に育休取得の意向を伝える(余裕を持って伝えるとよい)
- 職場が所轄のハローワークに育児休業給付金の申請を行う
- 給付金の支給は2ヶ月に1回指定の口座へ入金される
支給金額は、最初の6か月は月収の約67%、その後は50%がもらえます。
育児休業を取る前に事前に申請しておくことが必要で、遅れると給付が受けられないこともあるので注意。
産後ケア事業の活用(自治体によって内容が異なる)
産後、身体の回復や育児による疲れ、メンタルの不調を感じることは珍しいことではありません。
そんなときに頼りになるのが産後ケア事業になります。
これは多くの地域で実施されている支援制度で、
- 助産師や看護師による訪問ケア
- 宿泊型のケア施設利用(ショートステイ)
- デイサービス形式での育児サポートプログラム
など、必要に応じたサービスを利用できます。
事前に申請しておく必要がある場合が多く、料金の一部が助成されるという点も注目です。
利用条件や手続きのやり方は地域によって違うため、早めに自治体の母子保健担当窓口に確認しておきましょう。
子どもの予防接種スケジュールの確認と予約
赤ちゃんの誕生後は、予防接種スケジュールの管理が不可欠です。
無料で受けられる接種(公費で受けられるもの)は、新宮市でも生後2か月からスタートするものもありワクチン接種が遅れると抵抗力がつくまでに感染の可能性が高まることも。
【代表的な予防接種(定期)】
- ヒブ(インフルエンザ菌b型)
- 小児用肺炎球菌
- B型肝炎
- ロタウイルス
- 四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)
- BCG(結核)
母子手帳に予防接種の一覧が載っている場合が多く事前に医療機関の予約を取ることが重要です。
任意接種(実費)も行われていますが、地域によっては助成を受けられる場合もあるため、対象になるかどうかを把握しておきましょう。
保育園や認可外保育施設の情報収集・申請
仕事復帰や育児の準備を予定している方は、早い段階で保育園の受付期間を理解しておく必要があります。
特に都市部では、第一希望の園に入れない待機児童の課題が深刻な地域もあります。
出産前や出産後の心にゆとりのある時期に次の内容を事前にしておくと安心できます。
準備すべきこと:
- 自治体の保育窓口で手に入る保育所等利用案内の取得
- 募集時期と申込期日の確認
- 提出書類(就労証明書など)の手配
- 園見学・相談(無理のない範囲で)
新宮市では認可外保育施設や短時間保育の活用も選択肢として候補にしておくと柔軟な就労スタイルや育児との両立支援になります。
【状況によって必要な手続き一覧】

出産に関する標準的な手続きは変わりませんが、家庭の状況によって新たに必要な申請があります。
ここでは、新宮市でも該当する方のみが必要とする手続きについてわかりやすくお伝えします。
パートナーが外国人の場合:在留資格・翻訳付き出生届など
結婚相手やパートナーが外国籍の場合、通常の出生届だけでなく、出入国在留管理局や在日大使館への届出が必要となる場合があります。
必要になりうる代表的な手続き:
- 赤ちゃんの在留を認めるための在留資格取得許可申請
- 母国への出生届(大使館で手続き)
- 出生届の翻訳書類
- 赤ちゃんのパスポート取得(赤ちゃん用)
日本において生まれた子どもが2つの国籍を有することもあるので、母国の国籍ルールを確認し、先々の手続きも見越すことが不可欠となります。
転居・引越しを予定している場合:手続きの前倒しと住民票の変更
妊娠中や出産タイミング付近に転居を予定している方は引越しの時期によって処理が難しくなる可能性があります。
例としては:
- 母子健康手帳や妊婦健診の補助券は、自治体が変わると再手続きが必要になる
- 出産育児一時金や児童手当は、旧住所の自治体での処理が求められることもある
- 乳幼児医療証や保育園の申請も、引っ越し後に再手続きが必要
出産してすぐの引っ越しは事務処理が多くなるため、可能な場合は出産前に引越しを済ませる、または産後の数週間は現住所のままでいるよう調整できると安心です。
母子家庭に該当する場合:児童扶養手当などの支援制度を活用
結婚相手がいない場合や出産後に配偶者を失った場合は、新宮市でもシングル家庭対象の補助制度が受けられます。
代表的な制度:
- 児童扶養手当
- ひとり親家庭医療費助成
- 住宅手当や保育料の助成
- 就職支援(職業訓練・再就職サポート)
児童扶養手当は、新宮市でも実施されており、月4万円を超える支給が可能(所得制限あり)であり、暮らしのうえで大きな助けになります。
申し込みには戸籍謄本や所得証明書などが求められるため、出生届の提出後、なるべく早く役所の福祉窓口に相談しておくと安心です。
出産費が払えない場合:出産費貸付制度など
経済的な理由で出産費用の負担が難しい場合、出産費貸付制度の利用が可能です。
この制度は健康保険に入っている人に対し、出産育児一時金の前金として費用を貸し付けてくれる制度です。
【出産費貸付制度の例(協会けんぽ)】
- 限度額:42万円が上限
- 利子ゼロ
- 出産前に申請が必要
- 貸与された金額は出産後の一時金と相殺
地域によっては母子生活支援施設や産後ショートステイの無料利用、一時的な生活資金の貸付制度も利用可能です。
「お金がなくて出産できないかもしれない」と感じたときは、一人で考え込まずに福祉窓口へ相談を。
利用できる制度は思っていたより広く、助けを求めることができます。
【どこに相談すべき?窓口ごとの手続き早見表】

妊娠や出産に関連する申請手続きは、複数の窓口に別々に申請が必要ため、わかりづらいです。
ここでは、主な手続きを場所別に整理して整理しました。
「どの場面で、どの窓口へ申請すればよいのか」がすぐにわかるように構成しています。
役所で行う主な手続き
妊娠届出の手続きから、出産後に必要な届出まで、市区町村は最も多くの手続きが集中する場所です。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 妊娠届および母子健康手帳の交付 | 妊娠判明後すぐ | 妊婦健診の補助券(妊婦健診費用)も同時配布されることが多い |
| 児童手当の申請 | 出産後すぐに | 出生届と一緒に済ませると手間が省ける |
| 出生届の提出 | 生後14日以内 | 戸籍登録には必須 |
| 乳児の住民票登録 | 出生届提出後、自動で処理される | 特に申請不要 |
| 乳幼児医療費助成の申請 | 健康保険証発行後 | 医療証をもらうには保険証の提示が必要 |
| ひとり親家庭支援の申請と児童扶養手当等の申請 | 対象者のみ必要 | 生活支援課や子育て支援課が窓口 |
| 保育園の申請 | 生後すぐの時期 | 必要書類の用意に日数を要するため早めが無難 |
各種手続きの担当課が異なることがあるため、あらかじめ電話や役所のWEBサイトで把握しておくと良いです。
健康保険組合で行う主な手続き(または勤務先経由)
健康保険に関する届け出は、会社員であれば会社を通して手続きするのが主流で、国民健康保険加入者は役所で手続きします。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 出産育児一時金の申請 | 妊娠判明後〜産後すぐ | 病院との直接支払い制度利用が多く使われている |
| 出産手当金の申請 | 出産後(会社経由) | 健康保険組合→職場経由→本人への流れが一般的 |
| 赤ちゃんの健康保険証申請 | 生後すぐに | 健康保険証なしでは医療費助成などが利用できない |
申請に必要な書類は会社ですべて案内してくれることが多いため、会社の人事担当と事前に相談することがおすすめです。
ハローワークで行う主な手続き(雇用保険に関する申請)
雇用保険に加入している人は、育児休業給付金の申請をハローワークで行います。
この申請は会社が代行することもありますが、最終的にハローワークで審査されて給付されます。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 育児休業給付金の申請 | 出産後〜育休開始前 | 出産手当金と混同しないよう注意 |
| 育休期間中の継続給付申請 | 2か月ごとに | 会社が手続きを代行することが多い |
育児休業給付金は提出期限を超えると給付されないため、提出タイミングの管理が重要です。
病院で受け取るべき必要書類や対応
通院・出産をした医療機関でも、大切な証明書の発行と申請補助が受けられます。
| 内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 出生証明書の発行 | 出産当日 | 出生届の提出に必須、通常は退院時に渡される |
| 出産育児一時金の申請書(医療機関の記入欄) | 妊娠後半〜産後すぐ | 直接支払制度を使う場合は必要 |
| 出産手当金申請用の医師の記入欄 | 出産後 | 申請書に医師の記入が必要なことがある |
| 予防接種スケジュールの説明 | 退院時または1か月検診のとき | 地域により案内方法が異なる |
提出・申請書類には医師記入欄が設けられていることが多く、早めに依頼しておくとスムーズです。
【チェックリスト】妊娠〜出産後の手続きスケジュール表

「何を」「いつ」やるのかが把握しにくいという声は新宮市においても多く聞かれます。
以下のチェックリストでは妊娠期から出産後までの対象となる期間内に重要な必要な手続きを期間ごとに整理しています。
ご自身の事情に応じてカスタマイズしてください。
【妊娠初期(妊娠〜12週)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 産婦人科で妊娠を確認する | □ |
| 役所に妊娠届を出す | □ |
| 母子健康手帳の交付を受ける | □ |
| 妊婦健康診査受診票(補助券)を確認 | □ |
| 勤務先に妊娠を知らせる(必要な場合) | □ |
| 出産予定の医療機関を選定・予約 | □ |
【妊娠中期〜後期(13週〜)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 出産育児一時金の直接支払制度の確認・同意書の提出 | □ |
| 出産手当金の申請の準備(勤務先や医師の記入など) | □ |
| 里帰りして出産する場合、転院手続き・紹介状の手配 | □ |
| 陣痛タクシーなど出産時のアクセス手段を手配 | □ |
| 産後ケアの事前申込(地域によって必要) | □ |
| 育休・育児休業給付金の申請手続きの準備 | □ |
【出産直後(〜出生日から14日以内)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 出生届を提出(14日以内に) | □ |
| 健康保険証の申請(赤ちゃんの分) | □ |
| 児童手当の手続き | □ |
| 乳幼児医療費助成の申請 | □ |
| 出産手当金・出産育児一時金の書類提出の完了 | □ |
| 赤ちゃんの名前を決める・戸籍反映 | □ |
【出産後1ヶ月〜】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 育児休業開始(育児休業給付金の支給が始まる) | □ |
| 産後支援サービスの利用(希望があれば) | □ |
| 赤ちゃんの予防接種スケジュール確認・事前予約 | □ |
| 保育所の利用申込(希望する人だけ) | □ |
| 住民票やマイナンバー情報のチェック | □ |
このチェックリストはあくまでも全体の目安ですが「自分に関係ある手続きを確認する」といった使い方もできます。
とくに期限付きの手続き(出生届や児童手当、予防接種など)に関してはなるべく早めに着手しましょう。
よくある質問(FAQ)

Q.妊娠届はどこに提出すればいいですか?
A.妊娠届はお住まいの市区町村の役所(保健所・保健センターなど)に提出します。
病院で妊娠の証明が取れたら、発行された証明を窓口に持って行きましょう。
Q.出生届は父親でも出せますか?
A.はい、出生届は父母どちらでも提出可能になります。
ただ、届出書の署名欄に署名が必要なので、事前に母親の署名をもらっておきましょう。
Q.児童手当の手続きはいつまでにすればいいですか?
A.基本的に出生の翌日から15日間の間に申請する必要があります。
申請が遅れると遡っての支給が受けられない場合があります。
Q.赤ちゃんの健康保険証はどうやって手続きしますか?
A.勤務先を経由して申請するか、自営業などで国民健康保険に加入している場合は自治体の窓口で手続きします。
出生届を出したあと、戸籍の写しや住民票が求められることがあります。
Q.手続きに行けない状況ではどんな対応ができますか?
A.多くの手続きは代理の人による届け出や郵送での提出が可能です。
事前に対応窓口に問い合わせて手続きの方法を確認してください。
心が折れそうなときに読んでほしいこと

「手続きが多くて大変」と思ってしまったとき
妊娠や出産に必要な手続きは、処理する件数も多くて、締切もバラバラです。
体調の変化と付き合いながら赤ちゃんのお世話と同時進行で行うのは、とても大変なことです。
「こんな量を一人で抱えなきゃいけないの?」と、思わず涙が出そうになるときもあるでしょう。
限界を感じたときは、すべてを一度に処理しなくてもいいということを忘れないでください。
締切が近いものだけ、焦らず順を追って一歩ずつ進めるだけでも大丈夫です。
「正しくできているか不安」と思ったとき
提出書類や制度については、難しい言葉が多くて内容が把握しにくいものもあります。
「この手続きでいいのかな」「どこか間違ってないかな」と自信がなくなることもあるでしょう。
それでも、大丈夫です。
新宮市の行政窓口や医療機関のスタッフは、あなたをサポートすることが目的で待機しています。
疑問があることは遠慮なく尋ねてください。
「こんな初歩的なこと尋ねてもいいのかな」と思って気にする必要はありません。
すべて完璧じゃなくても大丈夫。頼っていいものには頼って
赤ちゃんの世話も手続きも、「ちゃんとしなきゃ」と思えば思うほど、心が苦しくなってしまいます。
でも、人に助けを求めることは、弱さではなく、正しい行動です。
家族やパートナー、実家の親、身近な人、地域の支援スタッフ、保健師、さらにこのページで得られる情報も、あなたを支援する目的で作られています。
「がんばりすぎない育児」「疲れたらちょっと休む」でいいです。
とにもかくにも、あなたと赤ちゃんが心穏やかに過ごせることが何よりも大切です。













