
- 【妊娠初期】山鹿市で妊娠がわかったらすぐに必要な手続き
- 【妊娠中期~後期】山鹿市で出産に備えて行う手続き
- 【出産直後】山鹿市で産まれたらすぐに必要な手続き
- 【出産後】生活が少し落ち着いてから行う手続き
- 【人によって必要になる手続き一覧】
- 【どこに相談すべきか?窓口ごとの手続き早見表】
- 【チェックリスト】妊娠~出産後の手続きスケジュール表
- 心が折れそうなときに読んでほしいこと
- よくある質問(FAQ)
- 山鹿市の妊娠から出産までにもらえるお金まとめ|手当・助成金・補助金をわかりやすく解説
- 山鹿市の母子家庭の手当てと補助金
- 山鹿市で注文住宅を建てるには 家づくりの価格や費用の相場とおすすめメーカー
- 山鹿市のおすすめの住宅展示場とモデルハウス|初めて行く人の安心ガイド
はじめに|不安になりやすい時期だからこそ、手続きを「見える化」しよう

出産や妊娠というのは心身ともに大きく変動するタイミング
妊娠が判明すると、喜びの裏側でしっかりせねばという気持ちを感じる人は山鹿市においても少なくないのではと思います。
つわりや体調の変化、これからの暮らしのこと。それだけでもすでに大きな出来事なのに、さまざまな役所の手続きや会社との調整も必要になります。
「現時点で、何をすればいいのか分からない」と感じたときこそ、情報を整理することが支えになります。
このページでは、妊娠中から出産時まで、さらに出産後に必要になる山鹿市での主な手続きを順を追って見やすく案内していきます。
知らないことで損を防ぐためには
妊娠や出産に関する手続きの中に、締切が決まっているものや申請しない限りもらえない支援金などが山鹿市においても多数あります。
知らずに過ごすと、数万円から数十万円の損になることも珍しくありません。
本記事では、申請するタイミング、提出書類、窓口などもあわせて紹介しながら、妊娠や出産で忙しい時期に「何を」「いつ」するべきかが理解できるようにまとめています。
各種手続きの「いつ・どこで・なにを」をまとめます
行うべき手続きは、お住まいの地域や勤務先の制度により異なる部分もありますが、標準的な手続きの流れは全国共通です。
このページを読むことで、妊娠がわかったときから、出産後に落ち着くまでに必要な基本的な手続きが整理できるようになります。
【妊娠初期】山鹿市で妊娠したらすぐにすべき手続き

妊娠届の提出と母子健康手帳の受け取り
妊娠がわかったら、最初に必要な手続きは山鹿市においても妊娠届の提出と母子手帳の受け取りとなります。
病院で妊娠が明確になった時点で妊娠届出書が発行されますので、それを持って役所へ提出します。
この手続きを済ませると、母子手帳(母子健康手帳)が受け取れて、その後の妊婦健診や出産、育児の記録が母子健康手帳に書かれていきます。
母子手帳をもらうことは妊娠の週数に関係なく、なるべく早めに済ませておくことが大切です。
お住まいの地域によっては、母子手帳の交付と同時に妊婦健康診査受診票(補助券)が配布されるので、お金の面でもありがたいです。
妊婦健診の助成制度の申し込み(地域によって異なる)
妊婦健診は健康保険が適用されないため、原則として自己負担となります。
そのため、多くの自治体では妊婦健康診査受診票(補助券)という形で健診費用を助成しています。
母子手帳を受け取る際にまとめて渡されることが多いですが、地域によって手続きの流れや交付のタイミングが異なるため、窓口の案内を丁寧に確認しましょう。
妊婦健診の費用補助を利用するには、交付された受診票に書かれた提携している病院で診療を受けることが条件になる場合もあります。
事前にかかりつけの病院が提携先かどうかをチェックしておくと安心です。
会社への妊娠報告と労働環境の調整
働く妊婦にとって、妊娠報告のタイミングは悩ましいものですが、妊娠中の支援制度を利用するには勤務先への申告が欠かせないです。
例えば、
- 妊婦健診のための時間確保
- 通勤の負担軽減
- 過度な作業の制限
- 出産に向けた休業準備
など、職場の理解を得て得られる配慮は多く存在します。
直属の上司や人事部の人と相談する際には、病院での診断書が用意されていれば円滑に配慮してくれることもあります。
出産予定日と産院の選び方
妊娠届を出したあと、出産予定に備えて早めに動いておきたいのが出産施設の決定になります。
とくに分娩予約が必要な医療施設や人気のある出産施設は、山鹿市でも妊娠初期の段階で予約が埋まってしまうことも。
- 自宅からの距離
- 無痛分娩の可否
- 部屋のタイプ
- 面会・付き添いの条件
などをチェックしつつ条件に合う病院を選びましょう。
【妊娠中期〜後期】山鹿市で出産に向けてしておくべき手続き

里帰り出産を希望しているときの出産予定病院との調整
出産を地元で行う、いわゆる里帰り出産を予定するなら、予定している病院との早期の連絡が必要です。
里帰り出産は人気の病院に予約が集中することもあることから、妊娠16〜20週頃までに予約しておくのが山鹿市においても一般的となっています。
医療機関によっては「30週すぎに一度来院すること」といった条件を設けている場合もあります。
現在通っている産科医と紹介状の受け渡しが必要となることもあるので、スケジュールには余裕をもって行動しましょう。
出産育児一時金の手続き(健康保険)
出産時の費用負担を軽減するために支給されるのが出産育児一時金です。
山鹿市においても健保に加入していれば、通常は42万円(産科医療補償制度に加入している場合)が支払われます。
一般的には直接支払制度を活用することで、産院が保険者(健康保険組合など)から医療費を直接受け取り自己負担が軽減される仕組みになっています。
この制度を使うには事前の同意書提出が必要となるため、妊娠中期〜後期には手続きを済ませておきましょう。
直接支払制度を利用しない場合や病院が制度に対応していないときは、出産後に支払い明細などを添付して申請を行う必要があります。
出産手当金の事前準備(就労中の人向け)
勤務先で健康保険に加入している人(被保険者)には、出産前後の休業期間に対し出産手当金が支給されます。
該当するのは出産予定日の42日前から産後56日が経過するまでの間で勤務を休んでいる間となります。
支給される金額は賃金の3分の2程度が一般的な金額です。
勤務先を通じて申請することが多いため、前もって会社の担当部署に確認して申請手続きの予定を把握しておくと安心です。
育児休業給付金と混同しがちですが、出産手当金は健康保険から、育児休業給付金は雇用保険から支払われるという点で異なります。
陣痛タクシーや産後ケアの予約・申し込み
妊娠後期になったら、出産当日に備える準備もしておきましょう。
特に都市部では陣痛タクシーの登録が話題になっています。
このサービスは、利用中の産院をあらかじめ登録することで陣痛時に優先的にタクシーを配車してくれるサービスです。
妊娠中に登録申請が求められるため、妊娠34週前後には申込を済ませておきましょう。
また、出産後の体と心を整えることを目的とした産後ケア事業も多くの地域で整備が進んでいます。
助産師が自宅を訪問する支援や宿泊できる産後ケアなどの提供があり、出産前からの申し込みが可能なこともあります。
事前面談や書類の提出が必要な場合もあるため、妊娠中期から後期までに調べて申請しておくと安心です。
【出産直後】山鹿市で出産後にすぐにしておくべき手続き

出生届の提出(生まれた日から14日以内)
赤ちゃんが生まれたら、真っ先に行うべき欠かせない届出が出生届です。
この届出は、新生児を法律上の戸籍に記載するための届出で、山鹿市においても出生日を含めて14日以内に提出が求められます。
提出先は、以下のいずれかになります:
- 出生地の市区町村役所
- 本籍地の市区町村役所
- 申請者の住んでいる地域の役所
届出には、
- 出生届書 (医師・助産師の記入が必要)
- 母子手帳
- 申請者の印鑑
が必要になります。
出生届を出すことで赤ちゃんの戸籍が作成され住民票にも反映されます。
これが今後の各種手続き(健康保険や医療助成、児童手当など)の出発点となるため、最優先で対応しましょう。
出生届は父と母のどちらでも提出できますが原則として父母のどちらかが提出者です。
体調の都合で役所に行けない場合は、代理での届け出も認められていますがその場合でも記名と押印は必須です。
児童手当申請手続き
出生届と一緒に行いたいのが児童手当の申請になります。
これは、0歳から中学を卒業するまで(15歳を迎えた最初の3月末)までの子どもを対象に毎月1万円から1万5千円が支給される制度です。
手続き先は、市区町村の子育て支援課など。
必要な書類は以下の通りです:
- 申請者(通常は父または母)のマイナンバー
- 印鑑
- 通帳またはキャッシュカード
- 健康保険証の写し(勤務先によって必要)
- 所得証明書(年度によって提出不要な場合もあり)
出生届の手続きと同じ日に行えることが多く、同時に済ませるほうがスムーズです。
注意点として、申し込みが遅れると山鹿市においても遅れた月の分は支給対象外となるため、早めの手続きを意識しましょう。
健康保険の加入手続き(子ども分)
新生児が誕生したら、山鹿市においても健康保険の加入申請が必要不可欠になります。
健康保険の手続きは親の扶養に入れる方法で行うのが一般的で、保険加入者である親の勤務先経由で届け出ます。
勤務先が社会保険の場合:
- 健康保険証の交付申請
- 出生届の写し
- 必要に応じて住民票・戸籍謄本
国民健康保険の場合:
- 自治体窓口での保険加入手続き
- 戸籍謄本や住民票の提出が必要
保険加入手続きが済むと、赤ちゃんの健康保険証が発行されます
健康保険証が発行されていないと、乳幼児医療証の申請や予防接種の助成申請もできないため、早めに手続きしておきましょう。
乳幼児医療費助成制度の申請
多くの市区町村では、新生児の医療費を支援する乳幼児医療費助成制度を実施しています。
対象年齢や補助の内容は場所によって変わりますが、医療費の自己負担なしもしくは少額の負担で受診できるケースがほとんどです。
申請するには以下のものが求められます:
- 子どもの健康保険証
- 乳幼児医療費助成申請書
- 印鑑(署名で可な場合も)
- 母子健康手帳(地域により必要)
申請後に交付される医療証は病院や薬局で保険証と一緒に提示することで自己負担が減額されます
健康保険証の発行がされていないと手続きできないため手続きの順番に注意です。
赤ちゃんの名前決定と戸籍登録
出生届を提出する際には、赤ちゃんの名前を書く必要があります。
提出時点で名前が未定の場合は申請できませんので早めの命名を心がけましょう。
注意点:
- 漢字の使用に制限がある(常用漢字・人名用漢字)
- 読み仮名の記入も必要
- 氏名は一度登録すると変更が難しい
命名が完了し、戸籍に登録されることで正式な法的な「個人」として認められ、住民票の発行やいろいろな公的手続きが可能になります。
【出産後】生活が少し落ち着いてからすべき手続き

育児休業・育児休業給付金の手続き(職場・ハローワーク)
山鹿市で出産後に申請可能な制度のひとつが育児休業制度となります。
この制度は、一般的には子どもが満1歳までの期間仕事を休んで育児に専念できる制度で、パート・契約社員を含む一定の基準を満たす方も対象になります。
休業中には雇用保険から育児休業給付金が給付されることで、経済的な負担軽減につながります。
手続きの流れ:
- まず、勤務先に育休を取りたいと伝える(余裕を持って伝えるとよい)
- 会社がハローワークに育児休業給付金の申請を行う
- 手当の支給は2か月ごとに一度指定口座に振り込まれる
支給額は、育休開始から6ヶ月間は給料の67%、7ヶ月目以降は50%がもらえます。
育休に入る前に事前に申請しておくことが大切で、申請が遅れると手当がもらえない場合があるので注意。
産後ケア事業の活用(自治体によって内容が異なる)
産後、身体の回復や子育ての疲れ、心身の不調を感じることは珍しいことではありません。
そんなときに支えになるのが産後ケア制度です。
この制度は多くの地域で導入されている制度で、
- 助産師や看護師による自宅訪問支援
- 宿泊型施設の活用(ショートステイ)
- デイサービス形式での育児サポートプログラム
など、希望に合わせたケアを受けることが可能です。
利用には事前申請が必要な場合が多く、一部費用の補助を受けられるという特徴があります。
対象となる方や申請の仕方は地域によって違うため、余裕をもって自治体の母子保健担当窓口に確認しておくのが安心です。
子供のワクチン接種スケジュールの確認と予約
新生児の出産後は、予防接種スケジュールの管理が非常に重要です。
無料で受けられる接種(公費で受けられるもの)は、山鹿市でも生後2か月からスタートするものもありワクチン接種が遅れると免疫がつくまでに感染の可能性が高まることも。
【代表的な予防接種(定期)】
- ヒブ(インフルエンザ菌b型)
- 小児用肺炎球菌
- B型肝炎
- ロタウイルス
- 四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)
- BCG(結核)
母子手帳に予防接種スケジュールが記載されていることも多くできるだけ早くワクチン予約をすることが重要となります。
任意接種(自己負担)も行われていますが、地域によっては助成を受けられる場合もあるため、助成対象かどうかを調べましょう。
保育園や認可外保育施設に関する情報収集・申し込み
職場復帰や子育て環境の準備を考えている方は、できるだけ早く保育園申込の時期を把握しておく必要があります。
とくに都市部では、行きたい園に入れない待機児童の課題が深刻化している地域もあります。
出産前や出産後の比較的余裕がある時期に以下の対応を準備しておくとスムーズです。
用意しておくこと:
- 市区町村の保育課で配布される保育所等利用案内の入手
- 応募開始日と申込期限の把握
- 必要書類(就労証明書など)の用意
- 園の見学と面談(可能であれば)
山鹿市では認可外保育施設やスポット保育の利用も選択肢として候補にしておくと柔軟な働き方や子育て負担の軽減につながります。
【状況によって必要な手続き一覧】

出産時の一般的な手続きは変わりませんが、家族の条件によって新たに必要な申請があります。
ここでは、山鹿市においても条件に合う方のみが行う必要のある手続きについてわかりやすくお伝えします。
夫または妻が日本国籍でない場合:在留資格や出生届の翻訳など
配偶者やパートナーが日本国籍でない場合、標準の届出に加えて、出入国在留管理局や外国大使館への手続きが必要になることがあります。
想定される主な手続き:
- 赤ちゃんの在留を認めるための在留資格取得許可申請
- 母国への出生届(現地大使館での届け出)
- 出生届の翻訳書類
- 赤ちゃんのパスポート取得(赤ちゃん用)
日本国内で生まれた赤ちゃんが二重の国籍となる可能性もあるので、各国の国籍法を確認し、先々の手続きも見越すことが不可欠です。
転居や引越しがある場合:手続きの前倒しと転入・転出の手続き
妊娠中や出産を挟む時期に引っ越しを考えている方はタイミングによって処理が難しくなる場合があります。
例としては:
- 母子健康手帳や妊婦検診の助成券は、転居先の自治体によっては使えない場合がある
- 出産育児一時金や児童手当は、以前の住所地での処理が求められることもある
- 乳幼児医療証や保育園の申請も、新住所で再度の申請が必要
生まれてすぐの引越しは事務処理が多くなるため、できれば妊娠中に済ませる、あるいは産後の数週間は引越しを控えるよう調整できると安心です。
母子家庭のケース:児童扶養手当や支援制度を活用
夫または妻がいない場合や出産してから一人になった場合は、山鹿市でもシングル家庭対象の支援策が受けられます。
利用できる制度:
- 児童扶養手当
- ひとり親家庭医療費助成
- 住宅手当や保育料の減免
- 就労支援(スキルアップ支援・再就職)
児童扶養手当は、山鹿市でも実施されており、最大月額4万円超の支給が可能(所得制限あり)であり、家計にとって大きな助けになります。
申し込みには戸籍の写しや所得証明などが必要になるケースもあり、出生届を出したあとに、できるだけ早めに自治体の窓口に確認しておくのがおすすめです。
出産費用が足りないとき:出産費用貸付制度など
経済的な理由で出産費用の負担が厳しい場合、出産費貸付制度といった支援が受けられます。
この支援は健康保険加入者を対象に、出産育児一時金の前金としてお金を一時的に貸す制度です。
【出産費貸付制度の例(協会けんぽ)】
- 貸付上限:42万円以内
- 利子ゼロ
- 出産前の申請が必要
- 貸付金は出産後の一時金と相殺
地域によっては母子生活支援施設や産後ショートステイの無料利用、一時的な生活資金の貸付制度も利用可能です。
「お金がなくて出産できないかもしれない」と悩んだときは、自分だけで抱えずに自治体の相談窓口へ相談を。
支援の方法は思っているよりも多く、助けを求めることができます。
【どこに相談すべきか?窓口別の手続き早見表】

妊娠出産にまつわる手続きは、複数の窓口に複数の機関を回る必要があるため、戸惑うことが多いです。
ここでは、主な手続きを場所別に整理して整理しました。
「どの場面で、どの場所に行けばよいのか」が一目でわかるよう構成しています。
市区町村役所で行う主な手続き
妊娠届出の手続きから、出産後の手続き一式まで、市区町村は多くの申請が必要な窓口です。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 妊娠届および母子健康手帳の交付 | 妊娠が分かった時点で | 妊婦健診の補助券(妊婦健診費用)も同時にもらえる場合が多い |
| 児童手当の申請 | 出産後すぐに | 出生届と一緒に済ませると手間が省ける |
| 出生届の提出 | 出生から14日以内 | 戸籍への登録に必要 |
| 乳児の住民票登録 | 出生届提出後、自動で反映 | 申請は不要 |
| 乳幼児医療費助成の申請 | 健康保険証発行後 | 医療証の交付には保険証が必須 |
| ひとり親家庭支援の申請と児童扶養手当等の申請 | 該当者のみ申請 | 生活支援課や子育て相談窓口が担当 |
| 保育園の申し込み | 出産後すぐ | 申請書類の準備に日数を要するため早い行動が必要 |
各種手続きの対応する課が異なる場合もあるため、事前に電話や自治体サイトで確認しておくと安全です。
健康保険組合で行う主な手続き(または勤務先経由)
健康保険に関する届け出は、就労中であれば会社経由で届け出るケースが多く、国民健康保険加入者は直接役所で手続きします。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 出産育児一時金の申請 | 妊娠中〜出産直後 | クリニックとの直接支払い制度利用が一般的 |
| 出産手当金の申請 | 出産のあと(会社経由) | 健康保険組合→職場経由→本人への流れが多い |
| 赤ちゃんの健康保険証申請 | 赤ちゃんが生まれてすぐ | 健康保険証なしでは医療支援や補助が支給されない |
必要となる書類は会社でまとめて教えてくれることが多いため、総務や人事と事前に相談することが必要になります。
ハローワークで行う主な手続き(雇用保険に関する申請)
雇用保険に加入している方は、育児休業給付金の申請はハローワークで申請します。
この手続きは勤務先が代行してくれる場合もありますが、申請後はハローワークで審査と支給が行われます。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 育児休業給付金の申請 | 出産後〜育休開始前 | 出産手当金と別物と認識すること |
| 育児休業期間中の継続給付申請 | 2カ月ごと | 会社が手続きを代行することが多い |
育児休業給付金は期限を過ぎると支給されないので、提出タイミングの管理が重要になります。
医療機関で確認しておくべき必要書類や対応
妊娠中や出産時に通った病院でも、大切な証明書の発行と申請サポートが受けられます。
| 内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 出生証明書の発行 | 出産当日 | 出生届けの必須書類、通常は退院時に渡される |
| 出産育児一時金の申請書(医療機関の記入欄) | 妊娠後半〜産後すぐ | 直接支払制度を利用する際に必要 |
| 出産手当金申請用の医師の記入欄 | 出産後 | 書類に医師の証明が必要なことがある |
| 予防接種スケジュールの説明 | 退院直前または1ヶ月健診時 | 地域により案内方法が異なる |
提出・申請書類には医師の記入が必要なことが多く、早めに依頼しておくと安心です。
【チェックリスト】妊娠〜出産後の手続きスケジュール表

「何を」「いつ」やるのかが分かりにくいという不安の声は山鹿市でも多く見受けられます。
このチェックリストでは妊娠期から出産後までの対象となる期間内に欠かせない必要な手続きを期間ごとに確認できるようにしています。
ご自身の事情に応じて使いやすく変更してください。
【妊娠初期(妊娠〜12週)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 産婦人科で妊娠を確認する | □ |
| 市区町村へ妊娠の届出をする | □ |
| 母子健康手帳を受け取る | □ |
| 妊婦健康診査受診票(補助券)を確認 | □ |
| 職場に妊娠を報告(必要に応じて) | □ |
| 出産予定の医療機関を選定・予約 | □ |
【妊娠中期〜後期(13週〜)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 出産育児一時金の直接支払制度の確認・同意の書類提出 | □ |
| 出産手当金の申請準備(会社・医師署名など) | □ |
| 里帰り出産の場合、転院手続き・紹介状の準備 | □ |
| 陣痛タクシーなど出産のときの移動手段を手配 | □ |
| 産後サポートの事前申込(地域によって必要) | □ |
| 育児休業・育児休業給付金の申込準備 | □ |
【出産直後(〜出生日から14日以内)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 出生届を提出(14日以内) | □ |
| 健康保険証の申請(赤ちゃん用) | □ |
| 児童手当の手続き | □ |
| 乳幼児医療費助成の申請 | □ |
| 出産手当金・出産育児一時金の書類提出の完了 | □ |
| 赤ちゃんの名前の決定・戸籍に反映 | □ |
【出産後1ヶ月〜】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 育児休業開始(育児休業給付金支給開始) | □ |
| 出産後ケアの利用(希望する場合) | □ |
| 子どもの予防接種スケジュール確認・事前予約 | □ |
| 保育園の申込み(希望者のみ) | □ |
| 住民票やマイナンバー関連のチェック | □ |
このチェックリストはあくまでも一般的なスケジュールですが、「必要項目だけピックアップして確認する」という使い方もおすすめです。
とくに提出期限がある項目(児童手当や予防接種などのように)はなるべく早めに着手しましょう。
心が折れそうなときに読んでほしいこと

「手続きが多い」と感じる瞬間
妊娠・出産をめぐる書類申請は、処理する件数も多くて、締切もバラバラ。
体調が万全でない中で赤ちゃんとの暮らしと一緒に進めていくのは、簡単なことではないです。
「こんなにたくさん、一人で抱えなきゃいけないの?」と、思わずつらくて泣きたくなるかもしれません。
もしそう感じたら、すべてのことをいっぺんに完了しなくていいということを忘れないでください。
急ぎのものだけ、優先順位を決めて一歩ずつ進めるだけでも何も問題ありません。
「ちゃんとできているか不安」と感じたとき
手続きの書類や制度は、難しい言葉が多くて理解しにくいものもあります。
「ちゃんと書けてるかな」「書類に不備ないかな」と不安を感じることもあるでしょう。
でも、大丈夫。
山鹿市の役所の窓口や病院や診療所のスタッフは、あなたをサポートするためにいます。
困ったことがあればためらわずに相談してください。
「こんなこと質問していいのかな」と思って気にする必要はありません。
すべてを完璧にしなくても大丈夫です。頼れるものは頼って
赤ちゃんの世話も手続きも、「しっかりやらなきゃ」と自分にプレッシャーをかけるほど、心が重たくなってしまいます。
でも、誰かの手を借りることは、弱さではなく、良い決断です。
家族やパートナー、お父さんやお母さん、友だち、子育て支援の人たち、保健師、そしてこのページのような情報も、困ったときの助けになるためにあります。
「がんばりすぎない育児」「疲れたときは休憩を」でも問題ありません。
とにもかくにも、あなたと赤ちゃんが安心して暮らせることが何よりも大切です。
よくある質問(FAQ)

Q.妊娠届はどの窓口にどこに提出しますか?
A.妊娠届はあなたが住んでいる市区町村の役所(保健所・保健センターなど)に申請します。
医療機関で妊娠を確認されたあと、発行される証明書を窓口に持って行きましょう。
Q.出生届は父親でも提出できますか?
A.はい、大丈夫です。出生届は父でも母でも提出可能になります。
ただ、用紙の届出人記入欄に署名が必要なので、事前に母親の署名をもらっておきましょう。
Q.児童手当の手続きはいつまでにすればいいですか?
A.原則として生まれた翌日から15日までに申請する必要があります。
申請が遅れるとさかのぼっての支払いが受けられない場合があります。
Q.新生児の健康保険証はどのようにして手続きしますか?
A.勤務先を経由して申請するか、自営業などで国民健康保険に加入している場合は市役所などで申請します。
出生届を出したあと、戸籍関係書類や住民票が必要になることがあります。
Q.手続きに行くのが難しいときはどうすればいいですか?
A.多くのケースでは代理人を通じた申請や郵送での対応が可能です。
申請前に対応窓口に問い合わせて対応方法を確認しましょう。













