
- 【妊娠初期】にかほ市で妊娠がわかったらすぐに必要な手続き
- 【妊娠中期~後期】にかほ市で出産に備えて行う手続き
- 【出産直後】にかほ市で産まれたらすぐに必要な手続き
- 【出産後】生活が少し落ち着いてから行う手続き
- 【人によって必要になる手続き一覧】
- 【どこに相談すべきか?窓口ごとの手続き早見表】
- 【チェックリスト】妊娠~出産後の手続きスケジュール表
- 心が折れそうなときに読んでほしいこと
- よくある質問(FAQ)
- にかほ市の妊娠から出産までにもらえるお金まとめ|手当・助成金・補助金をわかりやすく解説
- にかほ市の母子家庭の手当てと補助金
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はじめに|不安な時期だからこそ、手続きを明確にしよう

妊娠・出産というのは心も体も大きな変化がある期間
妊娠がわかると、嬉しい気持ちと一緒に引き締まる気持ちを感じる人はにかほ市においても多いのではないでしょうか。
つわりや体調の変化、これからの生活のこと。それだけで大きな転機なのに、各種の行政手続きや仕事関係の手続きも必要になります。
「今、何をすればいいのか分からない」と感じたときこそ、情報の整理が支えになります。
本ページでは、妊娠から出産、さらに出産後に求められるにかほ市での主要な手続きを時系列で見やすくご紹介します。
知らないことで損を回避するために
妊娠や出産に関する手続きの中には、期限があるものや届け出しなければ受給できない給付金などがにかほ市でも多く存在します。
知らないままでいると、数万円〜数十万円の損を被ることも珍しくありません。
本記事では、申請時期、必要書類、問い合わせ先などもあわせて説明しつつ、妊娠・出産の忙しい時期に「何を」「いつ」しておくべきかが見えるように整理しています。
手続きの「いつ・どこで・なにを」を整理します
行うべき手続きは、お住まいの地域や会社の制度によって異なる部分もありますが、基本の手順は全国共通です。
この記事を読み進めると、妊娠が判明した段階から、出産後に落ち着くまでに求められる基本的な手続きが整理できるようになります。
【妊娠初期】にかほ市で妊娠と診断されたらすぐにすべき手続き

妊娠届の提出と母子健康手帳の受け取り
妊娠が判明したら、最初に行うべき手続きはにかほ市においても妊娠届の提出と母子手帳の受け取りです。
医療機関で妊娠が確認された時点で妊娠届出書が発行されるので、それを持って役所に届け出ます。
この手続きを済ませると、母子手帳(母子健康手帳)が発行され、その後の妊婦健診や出産、育児の記録がこの手帳に集約されていきます。
母子手帳をもらうことは妊娠週数にかかわらず、早い段階で済ませておくことが重要です。
地域によっては、母子健康手帳の交付時に妊婦健康診査受診票(補助券)が支給されるため、お金の面でもありがたいです。
妊婦健診の助成制度の申し込み(地域によって異なる)
妊婦健診は健康保険が適用されないため、基本的には自費診療となります。
そのため、多くの自治体では妊婦健康診査受診票(補助券)という形で妊婦健診の費用をカバーしています。
母子手帳をもらう際に一緒に渡されることが多いですが、地域によって申し込みの方法や交付時期が違ってくるため、職員の説明を丁寧に確認しましょう。
健診費用の助成を受けるには、受診票に記載されている指定医療機関で健診を受けることが条件になる場合もあります。
事前にかかりつけの病院が対応医療機関かどうかをチェックしておくと不安が軽減されます。
仕事先への妊娠報告と働く環境の調整
働いている方にとって、職場への告知のタイミングは判断に迷うものですが、妊娠中の支援制度を活用するには職場への報告が必須です。
例えば、
- 妊婦健診のための時間調整
- 通勤緩和措置
- 重労働の軽減
- 産前産後休業の取得計画
など、職場の理解を得て得られる支援は多岐にわたります。
直属の上司や人事の担当者と相談する際には、病院での診断書があることでスムーズに配慮してくれることもあります。
出産予定日と産院の選び方
妊娠届を出したあと、出産予定に備えて早めに準備を進めたいのが出産施設の決定です。
とくに分娩予約が必要な病院や人気の産院は、にかほ市においても妊娠初期に予約が埋まってしまうことも。
- 通いやすさ
- 無痛分娩の可否
- 個室かどうか
- 面会ルールやパートナーの立ち会い可否
などをチェックしつつ希望条件に合致する産院を探しましょう。
【妊娠中期〜後期】にかほ市で出産に備えて行う手続き

里帰り出産を予定しているときの医療施設との連絡調整
出産を帰省先で行う、いわゆる里帰り出産を選ぶ場合は、出産予定の医療機関との事前の連絡が求められます。
里帰り出産は評判の良い病院に予約が殺到することもあることから、妊娠16週〜20週あたりまでに予約を済ませるのがにかほ市においても一般的です。
産院によっては「30週以降に一度診察を受けること」といった条件を設けている場合もあります。
現在の主治医と紹介状のやり取りが発生する場合もあるため、スケジュールには余裕を持ちましょう。
出産育児一時金の手続き(健康保険)
出産時の費用負担を軽減するために受け取れるのが出産育児一時金です。
にかほ市においても健康保険に加入している方は、基本的に42万円(産科医療補償制度に加入している場合)が受け取れます。
通常は直接支払制度を活用することで、病院が保険者(健康保険組合など)から医療費を直接受け取り自己負担が軽減される仕組みになっています。
この制度を使うには事前の同意書提出が必須となるので、妊娠中期〜後期には手続きしておくと安心です。
直接支払制度を利用しない場合や病院が制度に対応していないときは、出産後に領収証などを添付して申請が必要となります。
出産手当金の準備(就労中の人向け)
勤務先で健康保険に入っている方(被保険者)には、出産に伴う休暇期間において出産手当金が給付されます。
対象となるのは出産予定の42日前から出産後56日までの間で勤務を休んでいる間となります。
もらえる金額は月給の3分の2前後が基準となります。
会社を通して申請することが多いため、前もって人事部や総務部に相談して申請書提出のタイミングを把握しておくと安心です。
育児休業給付金と混同しがちですが、出産手当金は健康保険から、育児休業給付金は雇用保険から支給されるという違いがあります。
陣痛タクシーや産後ケアの申込・予約
妊娠後期になったら、実際の出産に備えた準備も必要です。
特に都市部では陣痛タクシーへの登録が人気を集めています。
これは、出産予定の病院を登録しておくことでお産が始まったときに優先的にタクシーを配車してくれるサービスです。
妊娠中に登録を済ませる必要があるため、34週ごろを目安に申し込みを終えておきましょう。
加えて、出産後の体と心を整えることを目的とした産後ケアサービスも多くの地域で充実してきています。
助産師が自宅を訪問する支援や宿泊できる産後ケアなどがあり、事前の申請ができる場合もあります。
手続きや面接が必要な場合もあるため、妊娠中期〜後期のうちに調べて申請しておくと安心です。
【出産直後】にかほ市で出産後にすぐに必要な手続き

出生届の提出(生まれた日から14日以内)
赤ちゃんが産まれたら、真っ先に行うべき重要な手続きが出生届となります。
この手続きは、生まれた子を法律上の戸籍に記載するための届出で、にかほ市でも生まれた日から14日以内に提出が求められます。
提出先は、以下のいずれかです:
- 出生地の市区町村役所
- 本籍地の市区町村役所
- 申請者の住んでいる地域の役所
申請には、
- 出生届書 (医師・助産師の署名が必要)
- 母子健康手帳
- 申請者の印鑑
が必要です。
出生届けの提出により子どもの戸籍が作られ住民基本台帳にも記載されます。
これが以降の手続き(健康保険や医療助成、児童手当など)の起点となるため、早めに済ませましょう。
出生届は父と母のどちらでも提出できますが基本は父か母が届け出人です。
体調不良などで窓口へ行けない場合は、代理人による提出も可能ですがその場合でも署名・押印は必要です。
児童手当申請手続き
出生届と一緒に行いたいのが児童手当の申請になります。
これは、生まれてすぐから中学卒業(15歳到達後最初の3月末)までの児童を対象に月額1万円〜1万5千円が支給される制度です。
申請先は、お住まいの自治体の子育て支援課。
必要な書類は以下のとおりです:
- 申請者(通常は父または母)のマイナンバー
- 印鑑
- 通帳またはキャッシュカード
- 健康保険証のコピー(勤務先による)
- 課税証明書(年度により不要なことも)
出生届の提出と同じ日に行えることが多く、同時に済ませるほうがスムーズです。
気をつけるべきなのは、手続きが遅れるとにかほ市でも手続きが間に合わなかった月の分は支給対象外になるため、早期の手続きを行いましょう。
健康保険の加入手続き(新生児の分)
赤ちゃんが生まれたら、にかほ市でも健康保険の加入申請が必要不可欠になります。
健康保険の手続きは扶養家族として登録する形で行うのが一般的で、保険加入者である親の勤務先経由で登録します。
勤務先が社会保険の場合:
- 健康保険証の交付申請
- 出生届の写し
- 戸籍や住民票の写し(必要時)
国民健康保険の場合:
- 自治体窓口での保険加入手続き
- 戸籍謄本や住民票の提出が必要
手続き完了後、子どもの健康保険証がもらえます
保険証が手元にないと、乳幼児医療証の発行や予防接種の助成申請もできないため、なるべく早く済ませておきましょう。
乳幼児医療費助成制度の申請
多くの自治体では、赤ちゃんの医療費を補助する乳幼児医療費助成制度を実施しています。
対象となる年齢や内容や条件はお住まいの地域により異なりますが、全額助成または少額の負担となっている場合がほとんどです。
申請するには以下の書類が必要です:
- 子どもの健康保険証
- 乳幼児医療費助成申請書
- 印鑑(署名で可な場合も)
- 母子健康手帳(地域により必要)
申請後に受け取れる医療証は通院先や調剤薬局で健康保険証と同時に出すことで助成が適用されます
保険証が手元にないと申請が受け付けられないため順序を間違えないよう注意です。
赤ちゃんの命名と戸籍登録
出生届を提出する際には、子どもの名前を記入します。
出生届提出時に氏名が決まっていないと手続きができませんので命名は早めに行いましょう。
注意点:
- 使用できる漢字は限られている(人名用漢字・常用漢字)
- ふりがなも必須
- 一度登録した氏名は変更しづらい
赤ちゃんの名前が定まって、戸籍情報に登録されることで正式な法律上の「個人」として登録され、住民票の作成や各種申請ができるようになります。
【出産後】生活が少し落ち着いてからしておくべき手続き

育児休業と育児休業給付金の申請(職場・ハローワーク)
にかほ市で出産後に使える制度のひとつが育児休業制度となります。
この制度は、基本的には子どもが1歳になるまでの間仕事を休んで育児に向き合える制度になっていて、非正規社員を含めた条件を満たした人も適用されます。
休職期間中には雇用保険から育児休業給付金がもらえるため、生活費の助けになります。
手続きの流れ:
- 最初に、会社に育児休業の希望を伝える(出産前から伝えておくとスムーズ)
- 職場がハローワークに育児休業給付金の申請を行う
- 給付の支払いは2か月ごとに指定の口座へ入金される
受け取れる額は、育休開始から6ヶ月間は給料の67%、その後は50%が支給されます。
育児休業を取る前に事前に申請しておくことが重要で、遅れると給付が受けられないこともあるので注意が必要です。
産後ケア事業の活用(自治体によって内容が異なる)
出産後、体力の回復や育児の疲労、心の不調を感じることは決して珍しくありません。
そのようなときに助けになるのが産後ケア事業です。
これは多くの地域で実施されている支援制度で、
- 助産師や看護師による訪問サポート
- 宿泊型のケア施設利用(ショートステイ)
- デイサービス形式での育児サポートプログラム
など、必要に応じたサービスを利用できます。
事前手続きが求められる場合が多く、一部費用の補助を受けられるという点も注目です。
対象となる方や手続きのやり方は地域によって違うため、事前に市区町村の母子保健担当窓口に相談しておくと安心です。
子供の予防接種スケジュールの確認と予約
赤ちゃんの誕生後は、予防接種スケジュールの管理が非常に重要になります。
無料で受けられる接種(公費で受けられるもの)は、にかほ市でも生後2ヶ月から始まる接種もあり接種のタイミングを逃すと免疫がつくまでに感染の可能性が高まることも。
【代表的な予防接種(定期)】
- ヒブ(インフルエンザ菌b型)
- 小児用肺炎球菌
- B型肝炎
- ロタウイルス
- 四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)
- BCG(結核)
母子手帳に予防接種の一覧が書かれていることが多くできるだけ早くワクチン予約をすることが重要となります。
任意接種(実費)も行われていますが、地域によっては補助制度がある場合もあるため、支援が受けられるかどうかをチェックしておきましょう。
保育園や認可外保育施設に関する情報収集・エントリー
仕事復帰や育児環境の整備を予定している方は、早い段階で保育園の受付期間を理解しておくことが重要です。
特に都市部では、希望通りに入園できない待機児童の課題が深刻な地域もあります。
出産の前後の心にゆとりのある時期に次の内容を済ませておくと安心です。
準備すべきこと:
- 自治体の保育窓口で手に入る保育所等利用案内の入手
- 申込受付期間と申込締切日の確認
- 必要書類(就労証明書など)の準備
- 保育園の見学・相談(可能であれば)
にかほ市においては認可外保育施設や一時保育の活用も考慮して検討しておくと柔軟な就労スタイルや育児との両立支援につながります。
【人により必要になる手続き一覧】

出産時の基本となる手続きは共通ですが、家族の条件によって追加で求められる手続きがあります。
以下では、にかほ市においても対象となる方だけが対応が必要な手続きについてポイントを説明します。
結婚相手が日本国籍でない場合:在留資格・翻訳付き出生届など
結婚相手やパートナーが日本国籍でない場合、標準の届出に加えて、出入国在留管理局や外国大使館への手続きが必要になることがあります。
必要になりうる代表的な手続き:
- 赤ちゃんの在留を認めるための在留資格取得許可申請
- 本国への出生報告(現地大使館での届け出)
- 出生証明書の翻訳
- パスポートの発行申請(赤ちゃん用)
日本で生まれた赤ちゃんが2つの国籍を有することもあるので、各国の国籍法を確認し、先々の手続きも見越すことが重要となります。
転居や引越しを予定している場合:事前の手続きと住所変更
妊娠中や出産前後に引越しを予定している方は引越しの時期によって申請がややこしくなる場合があります。
例としては:
- 母子手帳や妊婦健診チケットは、住所地が変わると再手続きが必要になる
- 出産育児一時金や児童手当は、前住所の役所での申請が必要となるケースも
- 乳幼児医療証や保育園の手続きも、住民票移動後に再手続きが必要
出産してすぐの引っ越しは事務処理が多くなるので、可能であれば妊娠中のうちに引越す、あるいは出産してからしばらくは現住所にとどまるよう調整できると安心です。
ひとり親家庭のとき:児童扶養手当および支援制度の利用
結婚相手がいない場合や出産してから離別・死別した場合は、にかほ市でも母子家庭・父子家庭向けの補助制度を活用できます。
支援の例:
- 児童扶養手当
- ひとり親家庭医療費助成
- 住宅手当や保育料の助成
- 就労支援(職業訓練・再就職サポート)
児童扶養手当は、にかほ市でも実施されており、月最大4万円以上の支給が可能(収入に応じて変動)であり、家計にとって大きな助けになります。
申請には戸籍の写しや所得証明などが必要になるケースもあり、出生届の提出後、なるべく早く役所の福祉窓口に相談しておくのが安心です。
出産費用に困ったとき:出産費用貸付制度など
経済的な理由で出産にかかる費用の支払いができない場合、出産費貸付制度といった支援が受けられます。
この支援は健康保険加入者を対象に、出産育児一時金の前払いという形で出産費を貸してくれる制度です。
【出産費貸付制度の例(協会けんぽ)】
- 貸付上限:42万円が上限
- 金利ゼロ
- 出産前に申請が必要
- 貸付金は出産後の一時金と相殺
地域によっては母子生活支援施設や産後ショートステイの無料利用、一時的な生活資金の貸付制度も利用可能です。
「お金がなくて出産できないかもしれない」と不安を抱いたときは、自分だけで抱えずに役所の福祉課へ相談を。
支援の方法は思っているよりも多く、相談することで解決することも多いです。
【どこに相談すべきか?窓口ごとの手続き早見表】

妊娠出産にまつわる手続きは、複数の窓口にまたがって行う必要があるため、混乱しがちです。
ここでは、基本的な手続きを窓口ごとにまとめました。
「どのタイミングで、どの機関へ相談すべきか」が直感的にわかるように整理しています。
役所で行う主な手続き
妊娠届の提出から、出産後の手続き一式まで、市区町村は数多くの手続きを担当しています。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 妊娠届・母子健康手帳の交付 | 妊娠判明後すぐ | 妊婦健診の補助券(妊婦健診費用)も一緒に配られることが多い |
| 児童手当の申請 | 出生後すぐ | 出生届と同時申請で時間短縮 |
| 出生届の提出 | 生まれて14日以内 | 戸籍記載のために必要 |
| 子どもの住民登録 | 出生届が出されたあと自動的に反映 | 特に申請不要 |
| 乳幼児医療費助成の申請 | 健康保険証発行後 | 医療証をもらうには保険証の提示が必要 |
| ひとり親家庭支援の申請と児童扶養手当等の申請 | 対象者のみ必要 | 地域福祉課や子ども支援課が窓口 |
| 保育園利用申込 | 出産後〜早期 | 申請書類の準備に時間がかかるため早い行動が必要 |
それぞれの手続きの窓口が異なることもあるので、事前に電話や公式HPで調べておくと安心です。
健康保険組合で行う主な手続き(または勤務先経由)
健康保険に関する申請は、会社員であれば会社経由で届け出るケースが多く、国民健康保険加入者は直接市区町村で行います。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 出産育児一時金の申請 | 妊娠中から出産後すぐ | 医療機関との直接支払い制度利用が多く使われている |
| 出産手当金の申請 | 出産後(会社経由) | 健康保険組合→勤務先→本人の流れが一般的 |
| 赤ちゃんの健康保険証申請 | 生後すぐに | 保険証がないと医療費助成などが利用できない |
申請に必要な書類は勤務先でまとめて教えてくれることも多いため、職場の総務部と早めに連絡を取ることがおすすめです。
ハローワークで行う主な手続き(雇用保険に関する申請)
雇用保険に加入している人は、育児休業給付金の申請をハローワークで行います。
申請は企業側が申請する場合もありますが、最終的にハローワークで審査されて給付されます。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 育児休業給付金の申請 | 出産後〜育休開始前 | 出産手当金と別物と認識すること |
| 育児休業期間中の継続給付申請 | 2ヶ月に1回ずつ | 勤務先が提出代行することが多い |
育児休業給付金は提出が遅れると支給されないので、提出スケジュールの管理が必要になります。
病院で確認しておくべき書類や対応
通院・出産をした医療施設でも、必要な書類の発行と申請サポートが受けられます。
| 内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 出生証明書の発行 | 出産してすぐ | 出生届の提出に必須、退院時に手渡されることが多い |
| 出産育児一時金の申請書(医療機関の記入欄) | 妊娠後期〜出産直後 | 直接支払制度を使う場合は必要 |
| 出産手当金申請用の医師の記入欄 | 出産してから | 書類には医師の署名が必要な場合あり |
| 予防接種スケジュールの説明 | 退院直前または1ヶ月健診時 | 地域により案内方法が異なる |
提出・申請書類には医師記入欄が設けられていることが多く、事前にお願いしておくとスムーズです。
【チェックリスト】妊娠〜出産後の手続きスケジュール表

「何を」「いつ」すればいいのかが把握しにくいという声はにかほ市においてもよく耳にします。
以下のチェックリストでは妊娠期から出産後までの対象となる期間内に重要な主な手続きをタイミング別に確認できるようにしています。
ご自身の事情に応じて自由に変更してください。
【妊娠初期(妊娠〜12週)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 医療機関で妊娠確定を受ける | □ |
| 自治体に妊娠届を提出する | □ |
| 母子健康手帳の交付を受ける | □ |
| 妊婦健康診査受診票(補助券)を確認 | □ |
| 勤務先に妊娠を知らせる(必要な場合) | □ |
| 出産予定の医療機関を選定・予約 | □ |
【妊娠中期〜後期(13週〜)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 出産育児一時金の直接支払制度を確認する・同意の書類提出 | □ |
| 出産手当金の申請準備(会社・医師署名など) | □ |
| 里帰りして出産する場合、転院手続き・紹介状の手配 | □ |
| 陣痛タクシーなど出産時の移動手段を予約 | □ |
| 産後ケアの事前登録(地域によって必要) | □ |
| 育休・育児休業給付金の申請手続きの準備 | □ |
【出産直後(〜出生日から14日以内)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 出産届を提出(出産後2週間以内に) | □ |
| 健康保険証を申請(赤ちゃんの分) | □ |
| 児童手当の申請 | □ |
| 乳幼児医療費補助の申請 | □ |
| 出産手当金・出産育児一時金の書類提出の完了 | □ |
| 赤ちゃんの名前を決める・戸籍に反映 | □ |
【出産後1ヶ月〜】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 育児休業開始(育児給付金の受給開始) | □ |
| 出産後ケアの利用(希望者のみ) | □ |
| 乳児の予防接種スケジュール確認・事前予約 | □ |
| 保育園に申し込む(希望者に限り) | □ |
| 住民基本台帳やマイナンバー関連の確認 | □ |
このチェックリストはあくまで標準的な流れですが「必要項目だけピックアップして確認する」といった使い方もできます。
とくに期限があるもの(児童手当や予防接種などのように)に関してはなるべく早めに着手しましょう。
よくある質問(FAQ)

Q.妊娠届はどの窓口に提出すればよいですか?
A.妊娠届は居住している市区町村の役所(保健所・保健センターなど)に届け出てください。
医療機関で妊娠の証明が取れたら、発行される証明書を持参してください。
Q.出生届は父でも出せますか?
A.可能です。出生届は父親・母親のどちらでも出すことが可能です。
ただし、届出書の署名欄に署名が必要なので、前もって母親の署名をもらっておきましょう。
Q.児童手当の申請はいつまでにすればいいですか?
A.原則として出生の翌日以降15日以内に申請する必要があります。
遅れるとさかのぼっての支払いが受けられない場合があります。
Q.こどもの健康保険証はどうやって作るのですか?
A.勤務先を経由して申請するか、自営業などで国民健康保険に加入している場合は市役所などで申請します。
出生届の提出後、戸籍の写しや住民票が求められることが多いです。
Q.窓口での申請に行くのが難しいときはどうしたらいいですか?
A.ほとんどの手続きは代理人による申請や郵送で済ませることが可能です。
手続きの前に担当の窓口に問い合わせて手続きの方法を確認してください。
心が折れそうなときに読んでほしいこと

「手続きが多い」と思ったとき
出産前後の各種手続きは、手続きの種類も多く、締切もバラバラです。
体調が万全でない中で育児と同時進行で行うのは、楽なことではありません。
「こんな量を自分だけで何とかしないといけないの?」と、思わずつらくて泣きたくなることもあるでしょう。
そんなときは、すべてをすぐに終わらせる必要はないということを思い出してください。
締め切りが迫っているものだけ、順番を決めて一歩ずつ進めるだけでも十分です。
「手続きが合っているか不安」になったとき
各種手続きや書類は、専門的な記載が多くてわかりづらいこともあります。
「これで合ってるのかな」「書き間違えてないかな」と戸惑うこともあるでしょう。
それでも、心配ありません。
にかほ市の役所の担当部署や病院や診療所のスタッフは、あなたをサポートすることが目的で待機しています。
疑問があることはためらわずに相談してください。
「こんなこと尋ねてもいいのかな」と思ってためらう必要はありません。
すべてを完璧にしなくても大丈夫。頼れるものは頼って
育児も手続きも、「しっかりやらなきゃ」と気にすればするほど、心が疲れてしまいます。
でも、人に助けを求めることは、弱さではなく、正しい行動です。
一緒に暮らす人や家族、両親、友人、地域の支援スタッフ、保健師、さらにこのサイトのような情報源も、あなたを助けるためにあります。
「がんばりすぎない育児」「疲れたときは休憩を」で大丈夫です。
とにもかくにも、あなたと赤ちゃんが安心して暮らせることをいちばん大切に。













