
- 【妊娠初期】知多市で妊娠がわかったらすぐに必要な手続き
- 【妊娠中期~後期】知多市で出産に備えて行う手続き
- 【出産直後】知多市で産まれたらすぐに必要な手続き
- 【出産後】生活が少し落ち着いてから行う手続き
- 【人によって必要になる手続き一覧】
- 【どこに相談すべきか?窓口ごとの手続き早見表】
- 【チェックリスト】妊娠~出産後の手続きスケジュール表
- 心が折れそうなときに読んでほしいこと
- よくある質問(FAQ)
- 知多市の妊娠から出産までにもらえるお金まとめ|手当・助成金・補助金をわかりやすく解説
- 知多市の母子家庭の手当てと補助金
- 知多市で注文住宅を建てるには 家づくりの価格や費用の相場とおすすめメーカー
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はじめに|不安になりやすい時期だからこそ、手続きを明確にしよう

妊娠や出産は心身ともに大きな変化がある時期
妊娠が判明すると、嬉しさと同時にしっかりせねばという気持ちを感じる方も知多市でも少なくないのではないでしょうか。
つわりや体調変化、今後のライフプラン。それだけでもすでに大きな変化なのに、さまざまな役所の手続きや仕事関係の手続きも必要になります。
「今、何をすればいいのか分からない」と思ったときこそ、情報の整理が支えになります。
このページでは、妊娠から出産、そして出産後に必要となる知多市における代表的な手続きを順を追って丁寧に案内していきます。
知らずにいることで損失を避けるために
妊娠と出産に関わる手続きの中に、期限があるものや申請しない限り支給されない支援金などが知多市でも少なくありません。
知らずに過ごすと、数万円〜数十万円の損をしてしまうことも珍しくありません。
当ページでは、申請するタイミング、必要書類、申請窓口なども含めて紹介しつつ、多忙な妊娠中や出産時に「何を」「いつ」すればよいかが見えるように整理しています。
必要な手続きの「いつ・どこで・なにを」をまとめます
必要な手続きは、住んでいる地域や勤務先の制度によって異なる部分もありますが、基本の手順は全国で共通です。
当ページを読むことで、妊娠が判明した段階から、出産後に落ち着くまでに押さえておきたい重要な手続きが確認できるようになります。
【妊娠初期】知多市で妊娠が確定したらすぐにすべき手続き

妊娠届の手続きと母子手帳の受け取り
妊娠が判明したら、最初に行うべき手続きは知多市においても妊娠届の提出と母子健康手帳の交付となります。
医療機関で妊娠が診断された段階で妊娠届出書が発行されますので、その書類を持って役所に届け出ます。
この手続きを済ませると、母子手帳(母子健康手帳)が受け取れて、その後の妊婦健診や出産、育児についての記録がこの手帳にまとめられていきます。
母子手帳の交付は妊娠週数にかかわらず、なるべく早めに済ませておくことが望ましいです。
地域によっては、母子健康手帳の交付時に妊婦健康診査受診票(補助券)が配布されるので、経済的にも助けになります。
妊婦健診の助成制度の申し込み(地域によって異なる)
妊婦健診は健康保険が対象外のため、基本的には自己負担となります。
そうした理由で、多くの市町村では妊婦健康診査受診票(補助券)という方法で健診費用を助成しています。
母子健康手帳を受け取るときにまとめて渡されることが多いですが、地域によって申請手順や交付時期が違ってくるため、担当者の説明をよく確認しておきましょう。
妊婦健診の費用補助を利用するには、受診票に記載された指定医療機関で健診を実施することが条件となることもあります。
あらかじめ行く予定の病院が連携医療機関かどうかを確認しておくと安心につながります。
仕事先への妊娠報告と労働環境の調整
働く妊婦にとって、職場への告知のタイミングは悩ましいものですが、妊娠中の支援制度を利用するには会社への報告が必須です。
具体的には、
- 妊婦健診のための時間確保
- 通勤条件の緩和
- 過度な作業の制限
- 産前産後休業の取得計画
など、職場との調整で得られる支援はさまざまです。
直接の上司や人事部の人と話す際には、医師の診断書があることでよりスムーズに対応してもらえることがあります。
出産予定日と産院の選び方
妊娠届を提出したあと、お産に向けて早めに準備を進めたいのが出産施設の決定になります。
特に予約が求められる医療機関や人気の産院は、知多市でも妊娠初期の段階で満床になるケースも。
- 通いやすさ
- 無痛分娩の可否
- 部屋のタイプ
- 面会ルールやパートナーの立ち会い可否
などを検討しながら自分に合った病院を探しましょう。
【妊娠中期〜後期】知多市で出産に備えてすべき手続き

里帰り出産を希望しているときの出産施設との連絡
出産を地元で行う、いわゆる里帰り出産を希望する場合は、予定している病院との早期の連絡が不可欠です。
里帰り出産は人気の病院に予約が集中することもあるので、妊娠16〜20週頃までに事前に予約するのが知多市でも通例となっています。
産院によっては「30週以降に一度診察を受けること」などの条件を設定していることもあります。
現在の主治医と紹介状の受け渡しが発生することも考えられるため、スケジュールにはゆとりを持ちましょう。
出産育児一時金の申請(健康保険)
出産費用の一部として支給されるのが出産育児一時金です。
知多市でも健保に加入していれば、基本的に42万円(産科医療補償制度に加入している場合)が受け取れます。
通常は直接支払制度を活用することで、出産施設が保険者(健康保険組合など)から医療費を直接受け取り自分で支払う金額が減る仕組みになっています。
この制度を使うには前もって同意書の提出が必須となるので、妊娠中期から後期にかけて手続きを済ませておきましょう。
直接支払制度を使わないケースや医療機関が制度に対応していないときは、出産後に領収書などを添付して申請を行う必要があります。
出産手当金の事前準備(就労中の人向け)
所属している企業で健康保険に入っている方(被保険者)には、産前産後の休業期間に対して出産手当金が支給されます。
該当するのは出産予定の42日前から産後56日が経過するまでの間で就労を休んでいる日数となります。
支給額は月給の3分の2前後が基準となります。
会社を通して申請するケースが多いため、あらかじめ人事や総務に相談し申請書類の記入スケジュールをチェックしておくとよいでしょう。
育児休業給付金と間違われやすいですが、出産手当金は健保から、育児休業給付金は雇用保険から支給されているという点で異なります。
陣痛タクシーや産後ケアの予約・申し込み
妊娠後期になったら、出産当日に備える準備も重要になります。
特に都市部では陣痛タクシーの登録が人気を集めています。
このサービスは、出産予定の病院を登録しておくことで陣痛が来たときに優先的にタクシーを配車してくれるサービスです。
妊娠しているあいだに登録を済ませる必要があるため、34週ごろを目安に登録を完了しておきましょう。
あわせて、産後の身体的・精神的な回復を支援する産後ケアサービスも多くの地域で導入が進んでいます。
助産師の訪問サポートや宿泊型ケアサービスなどがあり、出産前からの申し込みが可能なこともあります。
手続きや面接が必要な場合もあるため、妊娠中期〜後期のうちにチェック・申し込みをしておくと安心です。
【出産直後】知多市で出産したらすぐにしておくべき手続き

出生届の提出(生まれた日から14日以内)
赤ちゃんが生まれたら、一番はじめにすべき欠かせない届出が出生届となります。
この手続きは、子どもを法律上の戸籍に登録するための届け出で、知多市においても出生日を含めて14日以内に届け出が必要です。
届出先は、以下のいずれかです:
- 出生地の市区町村役所
- 本籍地の市区町村役所
- 申請者の住んでいる地域の役所
申請には、
- 出生届書 (医師・助産師の署名が必要)
- 母子健康手帳
- 届出人の印鑑
が必要です。
出生手続きを行うことで子どもの戸籍が作られ住民票にも記録されます。
これが今後の各種手続き(健康保険・児童手当・医療費助成など)の最初のステップとなるため、先に進めておきましょう。
出生届は父と母のどちらでも提出できますが基本は父か母が届け出人となります。
母体の事情で役所に行けない場合は、代理人による提出も可能ですがその場合でも署名・押印は必要です。
児童手当申請手続き
出生届と同じ時期に済ませたいのが児童手当の手続きです。
これは、0歳から中学卒業(15歳到達後最初の3月末)までの児童を対象に毎月1万円から1万5千円が給付される制度です。
手続き先は、自治体の子育て関連窓口。
準備すべきものは以下の通りです:
- 申請者(通常は父または母)のマイナンバー
- 印鑑
- 通帳またはキャッシュカード
- 健康保険証の写し(勤務先によって必要)
- 課税証明書(年度により不要なことも)
出生届の提出と同日に済ませられることも多く、同時に済ませるほうが効率的です。
注意しておきたいのは、申し込みが遅れると知多市においても手続きが間に合わなかった月の分は支給対象外になるため、早期の手続きを心がけましょう。
健康保険への加入申請(新生児の分)
新生児が誕生したら、知多市においても健康保険の加入申請が必要不可欠になります。
手続きは親の扶養に入れる方法で行うケースが多く、保険加入者である父または母の勤務先を通じて申請します。
勤務先が社会保険の場合:
- 健康保険証の交付申請
- 出生届の写し
- 戸籍謄本や住民票(必要に応じて)
国民健康保険の場合:
- 市区町村役所での加入手続き
- 戸籍と住民票の書類が必要
手続き完了後、赤ちゃんの健康保険証が発行されます
この保険証がないと、乳幼児医療証の申請や予防接種費用の補助申請もできないため、早めに手続きしておきましょう。
乳幼児医療費助成制度の申請
多くの自治体では、新生児の医療費を支援する乳幼児医療費助成制度を行っています。
対象年齢や内容や条件はお住まいの地域により異なりますが、医療費の自己負担なしまたは少額の負担で受診できるケースがほとんどです。
申請するには以下の書類が必要です:
- 赤ちゃんの健康保険証
- 乳幼児医療費助成申請書
- 印鑑(署名で可な場合も)
- 母子手帳(必要な地域もあり)
申請後に交付される医療証は病院・薬局などで保険証と一緒に提示することで医療費が助成されます
健康保険証が発行されていないと手続きできないので申請の順序には注意が必要です。
赤ちゃんの命名と戸籍への記載
出生届けを出すときには、子どもの名前を記入します。
出生届提出時に氏名が決まっていないと手続きができませんので名前は早めに決めましょう。
注意点:
- 使える漢字に制限がある(常用漢字や人名用漢字)
- 読み仮名の記入も必要
- 氏名は一度登録すると変更が難しい
赤ちゃんの名前が定まって、戸籍へ正式に記録されることで正式な法的な「個人」として認められ、住民票の作成や各種申請ができるようになります。
【出産後】生活が落ち着いてからすべき手続き

育児休業と育児休業給付金の申請(会社とハローワーク)
知多市で出産後に申請可能な制度のひとつが育児休業制度です。
これは、一般的には子どもが1歳になるまでの期間仕事を休んで育児に専念することができる制度となっており、パート・契約社員を含む一定の基準を満たす方も対象に含まれます。
育児休業の期間中には雇用保険から育児休業給付金が受け取れるので、金銭面でも助かります。
手続きの流れ:
- 最初に、会社に育休取得の意向を伝える(余裕を持って伝えるとよい)
- 会社がハローワークに育児休業給付金の申請を行う
- 給付の支払いは2ヶ月に1回指定の口座へ入金される
もらえる額は、最初の6か月は給与の67%、以後は給与の半額が支給されます。
育児休業を取る前にしっかり申請を済ませることが大切で、遅れると手当がもらえない場合があるため注意しましょう。
産後ケア事業の活用(自治体によって内容が異なる)
産後、身体的な回復や育児の疲労、心身の不調を感じることは珍しいことではありません。
そんなときに助けになるのが産後ケア制度になります。
この制度は多くの地域で行われている支援制度で、
- 助産師・看護師による訪問ケア
- 宿泊型のケア施設利用(ショートステイ)
- デイサービス形式での育児サポート
など、必要に応じたサービスを利用できます。
利用には事前申請が必要な場合が多く、一部費用の補助を受けられるというメリットがあります。
対象者や申請手順は地域によって違うため、早めに地域の母子保健窓口に確認しておきましょう。
子どもの予防接種スケジュールの確認と予約
新生児の誕生後は、予防接種スケジュールの管理が不可欠です。
定期接種(公費で受けられるもの)は、知多市でも生後2か月から開始されることが多くタイミングを逃してしまうと免疫がつくまでにリスクが生じることも。
【代表的な予防接種(定期)】
- ヒブ(インフルエンザ菌b型)
- 小児用肺炎球菌
- B型肝炎
- ロタウイルス
- 四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)
- BCG(結核)
母子手帳に予防接種の一覧が書かれていることが多くできるだけ早く医療機関の予約を取ることが重要です。
任意接種(実費)もありますが、地域によっては補助が出る場合もあるので、対象になるかどうかを調べましょう。
保育園や認可外保育施設に関するリサーチ・エントリー
職場復帰や子育て環境の準備を考えている方は、早い段階で保育園の受付期間を知っておくことが大切です。
とくに都市部では、希望の保育園に入れない待機児童の課題が深刻化している地域もあります。
出産前後の落ち着いたタイミングで以下の対応を対応しておくと安心できます。
準備するべきこと:
- 役所の保育担当で配布される保育所等利用案内をもらう
- 募集開始の時期と申込期限の把握
- 必要書類(就労証明書など)の用意
- 保育園の見学・相談(可能であれば)
知多市では認可外保育施設やスポット保育の利用も視野に入れ候補にしておくと柔軟な働き方や子育て負担の軽減につながります。
【人によって必要になる手続き一覧】

出産時の共通の手続きは共通ですが、家庭の状況によって新たに必要な申請があります。
ここでは、知多市においても条件に合う方のみが行う必要のある手続きについてわかりやすくお伝えします。
夫または妻が日本国籍でない場合:在留資格や出生届の翻訳など
夫や妻やパートナーが日本国籍でない場合、標準の届出に加えて、出入国在留管理局や在日大使館への届出が必要となることもあります。
想定される主な項目:
- 赤ちゃんを日本に在留させるための在留資格取得許可申請
- 本国への出生報告(大使館で手続き)
- 出生証明書の翻訳
- パスポートの発行申請(赤ちゃん用)
日本において生まれた子どもが2つの国籍を有するケースもあるため、国ごとの国籍制度を調べ、今後の対応も考慮することが必要となります。
転居・引越しを予定している場合:事前の手続きと住所の変更
妊娠中や出産を挟む時期に引越しを予定している方はタイミングによって申請がややこしくなる場合があります。
たとえば:
- 母子手帳や妊婦健診チケットは、転居先の自治体によっては再発行の必要がある
- 出産一時金や児童手当は、旧住所の自治体での手続きが必要になることも
- 乳幼児医療証や保育園の申請も、転入後に再度の申請が必要
出産してすぐの引っ越しは作業負担が大きくなるため、余裕があるなら出産前に引越しを済ませる、もしくは出産してからしばらくは今の住所で過ごすよう調整できると安心です。
ひとり親家庭の場合:児童扶養手当などの公的制度の活用
一人で子を育てる場合や出産してから一人になった場合は、知多市でもひとり親家庭向けの助成制度が受けられます。
支援の例:
- 児童扶養手当
- ひとり親家庭医療費助成
- 住宅手当や保育料の減免
- 就職支援(スキルアップ支援・再就職)
児童扶養手当は、知多市でも実施されており、最大月額4万円超の支給が可能(所得状況による)となっており、暮らしのうえで大きな助けになります。
申請には戸籍謄本や所得証明などが必要となることから、出生届の提出後、速やかに自治体の窓口に確認しておくのが安心です。
出産費用が足りないとき:出産費用貸付制度など
経済的事情で出産に必要な費用の支払いが難しい場合、出産費貸付制度が利用できる可能性があります。
この支援は健康保険に入っている人に対し、出産育児一時金の先払いの形で費用を貸し付けてくれる制度です。
【出産費貸付制度の例(協会けんぽ)】
- 限度額:42万円まで
- 利子ゼロ
- 出産前に申請が必要
- 借りたお金は出産一時金で清算
特定の地域では母子生活支援施設や産後ショートステイの無料利用、一時的な生活資金の貸付制度も利用できます。
「お金がなくて出産できないかもしれない」と感じたときは、絶対にひとりで抱え込まずに福祉窓口へ相談を。
利用できる制度は思っていたより広く、相談することで解決することも多いです。
【どこに相談すべき?窓口ごとの手続き早見表】

妊娠出産にまつわる手続きは、複数の窓口に別々に申請が必要ので、わかりづらいです。
ここでは、主な手続きを場所別に整理して整理しました。
「どの段階で、どの窓口へ行くべきか」が一目でわかるようまとめています。
市区町村役所で行う主な手続き
妊娠した際の届出から、出産後の手続き一式まで、市区町村は多くの申請が必要な窓口です。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 妊娠届と母子健康手帳の交付 | 妊娠判明後すぐ | 妊婦健診の補助券(妊婦健診費用)も同時にもらえる場合が多い |
| 児童手当の申請 | 出産後すぐに | 出生届の際に申請すれば時間短縮 |
| 出生届の提出 | 出産日から14日以内 | 戸籍への登録に必要 |
| 乳児の住民票登録 | 出生届のあと自動的に反映 | 別途手続き不要 |
| 乳幼児医療費助成の申請 | 健康保険証発行後 | 医療証の発行申請には保険証が必要 |
| ひとり親家庭支援の申請・児童扶養手当等の申請 | 該当者のみ申請 | 福祉課や子育て課が窓口 |
| 保育利用の手続き | 生後すぐの時期 | 書類準備に時間がかかるため早めの申請が安心 |
手続きごとの担当課が異なることがあるため、前もって電話や自治体サイトで調べておくと安心です。
健康保険組合で行う主な手続き(または勤務先経由)
健康保険に関する申請は、会社員であれば職場経由で申請する場合が一般的で、国民健康保険加入者は役所で手続きします。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 出産育児一時金の申請 | 妊娠中から出産後すぐ | クリニックとの直接支払い制度利用が主流 |
| 出産手当金の申請 | 産後(勤務先を通じて) | 健康保険組合→企業→申請者の流れが一般的 |
| 赤ちゃんの健康保険証申請 | 出産後できるだけ早く | 保険証がないと医療サポートや利用できない |
必要書類は会社ですべて案内してくれることも多いため、人事課や総務部と早めに連絡を取ることが大切になります。
ハローワークで行う主な手続き(雇用保険に関する申請)
雇用保険に加入している方は、育児休業給付金の申請はハローワークで申請します。
申請は勤務先が代行してくれる場合もありますが、最終的にハローワークで審査されて給付されます。
| 手続き内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 育児休業給付金の申請 | 産後から育休前まで | 出産手当金と混同しないよう注意 |
| 育児休業期間中の継続給付申請 | 2カ月ごと | 勤務先が申請を代行することが多い |
育児休業給付金は提出期限を超えると支給されないので、提出時期の把握が重要です。
医療機関で確認しておくべき申請書類や準備
通院・出産をした医療機関でも、大切な証明書の発行や申請サポートが行われます。
| 内容 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| 出生証明書の発行 | 出産直後 | 出生届に添付必須、退院時に渡されることが多い |
| 出産育児一時金の申請書(医療機関の記入欄) | 妊娠後期〜出産直後 | 直接支払制度を使う場合は必要 |
| 出産手当金申請用の医師の記入欄 | 出産してから | 証明欄に医師の記載が必要なことがある |
| 予防接種スケジュールの説明 | 退院前または1か月後健診時 | 地域により案内方法が異なる |
提出が必要な書類には医師の記入が必要なことが多く、早い段階で頼んでおくと確実です。
【チェックリスト】妊娠〜出産後の手続きスケジュール表

「何を」「いつ」行うべきかが把握しにくいという不安の声は知多市でも多く見受けられます。
このチェックリストでは妊娠期から出産後までの所定の期間中に重要な主な手続きを時期ごとに整理しています。
ご自身の事情に応じてカスタマイズしてください。
【妊娠初期(妊娠〜12週)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 産婦人科で妊娠を確認する | □ |
| 妊娠届を提出する(市区町村) | □ |
| 母子健康手帳の交付を受ける | □ |
| 妊婦健康診査受診票(補助券)を確認 | □ |
| 職場に妊娠を報告(必要に応じて) | □ |
| 出産する病院を決めて予約 | □ |
【妊娠中期〜後期(13週〜)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 出産育児一時金の直接支払制度の確認・同意書の提出 | □ |
| 出産手当金の申請の準備(職場・医師による署名など) | □ |
| 里帰りして出産する場合、転院手続き・紹介状の取得 | □ |
| 陣痛時のタクシーなど出産のときの交通手段を手配 | □ |
| 出産後のケアの事前申込(地域によって必要) | □ |
| 育休・育児休業給付金の申込準備 | □ |
【出産直後(〜出生日から14日以内)】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 出産届を提出(出生日から2週間以内に) | □ |
| 健康保険証を申請(赤ちゃんの分) | □ |
| 児童手当の申請 | □ |
| 乳幼児医療助成の手続き | □ |
| 出産手当金・出産育児一時金の書類提出の完了 | □ |
| 赤ちゃんの名前の決定・戸籍へ登録 | □ |
【出産後1ヶ月〜】
| 手続き内容 | チェック欄 |
|---|---|
| 育児休暇の開始(育児給付金の受給開始) | □ |
| 産後ケアの利用(希望者のみ) | □ |
| 子どもの予防接種スケジュール確認・予約 | □ |
| 保育園の申込み(利用希望者のみ) | □ |
| 住民票やマイナンバー関連の確認 | □ |
このチェックリストはあくまでも一般的なスケジュールですが「必要な手続きだけ選んで確認する」という使い方もおすすめです。
とくに提出期限がある項目(たとえば出生届や児童手当など)に関してはなるべく早めに着手しましょう。
心が折れそうなときに読んでほしいこと

「やることが多すぎる」と感じたとき
妊娠・出産の手続きは、処理する件数も多くて、期限もバラバラです。
体調の変化と付き合いながら赤ちゃんのお世話と同時進行で行うのは、とても大変なことです。
「これ全部、自分だけで何とかしないといけないの?」と、思わず泣きそうになることもあるでしょう。
そういうときは、すべてのことをすぐにやりきる必要はないということを自分に言い聞かせてください。
期限が早いものから、順番を決めて取り組むだけでも大丈夫です。
「ミスしていないか不安」と思ったとき
各種手続きや書類は、聞きなれない用語が多くて読みにくいものもあります。
「記入内容は合ってるのかな」「書類に不備ないかな」と心配になることもあるでしょう。
でも、心配ありません。
知多市の市区町村の窓口や病院や診療所のスタッフは、あなたをサポートすることが目的でいます。
疑問があることはためらわずに質問してください。
「こんな基本的な内容言っても大丈夫かな」とためらう必要はありません。
すべて完璧じゃなくても大丈夫。頼れるものには頼って
育児も手続きも、「きちんとやらなきゃ」と気にすればするほど、心が苦しくなってしまいます。
でも、人に助けを求めることは、恥ずかしいことではなく、賢い判断です。
夫や妻、家族、両親、友人、地域の支援スタッフ、保健師、さらにこのサイトのような情報源も、あなたを助けるためにあります。
「無理をしない子育て」「無理なら少し立ち止まる」で十分です。
とにもかくにも、あなたと赤ちゃんが心穏やかに過ごせることが何よりも大切です。
よくある質問(FAQ)

Q.妊娠届はどこに提出すればいいですか?
A.妊娠届は居住している市区町村の役所(保健所・保健センターなど)に提出します。
病院で妊娠を確認されたあと、発行される証明書を持っていってください。
Q.出生届は父親でも出せますか?
A.可能です。出生届は父でも母でも提出可能になります。
ただし、届出人欄に記入が必要なため、前もって母親の署名をもらっておきましょう。
Q.児童手当の申請はいつまでにすればいいですか?
A.基本的に出生翌日から15日までに手続きする必要があります。
申請が遅れると遡っての支給が受けられない場合があります。
Q.乳児の健康保険証はどうやって取得できますか?
A.親の勤務先を通じて申請するか、自営業などで国民健康保険に加入している場合は市役所などで申請します。
出生届の提出後、戸籍謄本や住民票の提出が必要になることが多いです。
Q.窓口での申請に行けない状況ではどんな対応ができますか?
A.多くの手続きは代理人を通じた申請や郵送での対応が可能です。
事前に各窓口に問い合わせてやり方を確認しておきましょう。













