モグモグ期の離乳食
離乳食は、生後7~8か月ころには、モグモグ期に入ります。このころの赤ちゃんの舌の動きも活発になってきます。この時期は、舌で潰して食べられるようにすることです。口をモグモグ動かしているかどうか確認してください。柔らかい豆腐ぐらいのかたまりを口を動かして食べられるようになります。ご飯はお粥から簡単に潰れる程度の柔らかさのごはんにします。その他、穀類にはパンやうどんを柔らかく煮たり、じゃが芋などをあげます。【体の調子を整えるビタミン類を摂る食材】には人参やホウレンソウ、バナナ、林檎、トマト、カボチャ、白菜、ブロッコリーなどがあります。このころになるとバナナの薄切を与えると、歯茎で噛み切るなどのしぐさも見られます。【骨や肉を作るたんぱく質を摂る食材】には、しらす干し、白身魚、鮭、豆腐、ヨーグルト、とり・ササミ】などがありますが、消化の良い食材を選び赤ちゃんの胃や腸に負担をかけないものにします。慣れてきたら鶏のもも肉などをだんだんに増やしていきましょう。
モグモグ期の量の目安ですが、柔らかいご飯などの糖質は50g~80g、ビタミン類は25g~30g、たんぱく質は魚なら10g~15g、肉類は10g~15g、ヨーグルトなら50g~70gです。しかし、この量はあくまでも目安ですから、量にあまりこだわらないでください。
この時期もまだ、色々な味や食べ物の食感が楽しめるようにすることを心がけてください。まだまだ母乳の補助的な存在の離乳食なので母乳やミルクは赤ちゃんが欲しがったらたっぷり与えます。