
戸籍謄本はどこで取れる?コンビニ取得の条件も完全ガイド|取り方をわかりやすく解説


戸籍謄本とは?まずは基本をわかりやすく解説

「戸籍謄本って、なんとなく大事そうだけど実はよく知らない」
「住民票と何が違うの?」
こう感じている方はとても多いです。
戸籍謄本は、あなたの家族関係や身分関係を公的に証明する書類です。
住所を証明する住民票とは役割がまったく異なります。
まずは基本から、丁寧に理解していきましょう。
戸籍謄本とはどんな書類?
戸籍謄本の正式名称は「戸籍全部事項証明書」です。
1つの戸籍には、同じ本籍地に属する家族の情報がまとめて記録されています。
記載される主な内容は次の通りです。
| 記載内容 | 説明 |
|---|---|
| 氏名 | 戸籍上の正式な氏名 |
| 生年月日 | 公的に登録された誕生日 |
| 続柄 | 父・母・子などの関係 |
| 婚姻情報 | 結婚・離婚の記録 |
| 死亡情報 | 死亡年月日など |
つまり戸籍謄本は、「誰が誰の家族か」を証明するための書類なのです。
戸籍謄本と戸籍抄本の違い
よく似た言葉に「戸籍抄本」があります。
違いはとてもシンプルです。
- 戸籍謄本(全部事項証明書)=戸籍に記載されている全員分
- 戸籍抄本(一部事項証明書)=特定の一人分のみ
提出先から指定がある場合は、どちらが必要か必ず確認しましょう。
住民票との違い
混同しやすいですが、役割はまったく異なります。
- 住民票=現在の住所を証明する書類
- 戸籍謄本=家族関係・身分関係を証明する書類
引っ越しでは住民票。
相続や婚姻では戸籍謄本。
この違いを押さえておくと、迷わなくなります。
戸籍謄本はどこで取れる?取得できる場所一覧

戸籍謄本は、どこの役所でも取れるわけではありません。
ここが住民票との大きな違いです。
本籍地の市区町村役場で取得する方法
戸籍謄本は、本籍地の市区町村役場でのみ発行されます。
ここで重要なのが「本籍地」です。
現住所と本籍地は違う場合が多くあります。
たとえば、
- 東京に住んでいる
- 本籍は大阪にある
この場合、戸籍謄本は大阪の市役所が管轄です。
窓口で取得する場合は、
- 本人確認書類
- 手数料(通常450円)
が必要です。
コンビニで戸籍謄本を取る方法
現在は、条件を満たせばコンビニでも戸籍謄本を取得できます。
ただし、住民票よりも条件が厳しい点に注意が必要です。
コンビニで取得できる条件
コンビニで戸籍謄本を取得するには、次の条件をすべて満たす必要があります。
- マイナンバーカードを持っていること
- 本籍地の自治体がコンビニ交付に対応していること
- 利用者証明用電子証明書の暗証番号を知っていること
特に重要なのが本籍地の自治体がコンビニ交付に対応していることです。
本籍地がコンビニ交付に対応していない場合は、コンビニでは取得できません。
コンビニでの具体的な取り方(手順)
対応自治体であれば、次の手順で取得できます。
- マルチコピー機で「行政サービス」を選択
- マイナンバーカードをセット
- 暗証番号(4桁)を入力
- 「戸籍証明書交付」を選択
- 本籍地を選択
- 必要な証明書(戸籍全部事項証明書)を選択
- 部数を指定し支払い
これで印刷されます。
注意点として、暗証番号を複数回間違えるとロックされます。
また、本籍地入力を誤ると発行できません。
郵送で戸籍謄本を取り寄せる方法
本籍地が遠方の場合は、郵送請求が一般的です。
必要なものは、
- 申請書
- 本人確認書類のコピー
- 定額小為替(450円分)
- 返信用封筒
です。
時間はかかりますが、本籍地が遠くても取得可能という安心感があります。
代理人が戸籍謄本を取得する場合
代理人が取得する場合は、原則として委任状が必要です。
ただし、直系親族の場合は取得できるケースもあります。
戸籍は個人情報の中でも非常に重要な情報です。
そのため、住民票よりも厳格に取り扱われています。
戸籍謄本が必要になるのはどんな時?

「戸籍謄本って、具体的にどんな場面で必要になるの?」
普段の生活ではあまり使わないため、いざ必要になったときに慌ててしまう方が多い書類です。
戸籍謄本は、人生の重要な節目や法的手続きで求められることが多いのが特徴です。
ここでは、代表的なケースを具体的に解説します。
相続手続き
戸籍謄本がもっとも多く使われるのが相続手続きです。
相続では、亡くなった方(被相続人)の
- 出生から死亡までの戸籍
- 相続人全員の戸籍
を集める必要があります。
これは、法定相続人を確定するためです。
「自分は長男だから大丈夫」と思っていても、
実は前妻との子どもがいるケースなど、戸籍を確認しなければわからないことがあります。
そのため金融機関や法務局では、戸籍謄本の提出が必須になります。
相続では1通では足りない場合がほとんどです。
除籍謄本や改製原戸籍も必要になることが多いため、事前に確認しておきましょう。
婚姻・離婚の手続き
婚姻届を提出する際、本籍地以外の役所に提出する場合は戸籍謄本が必要です。
これは、婚姻の要件を満たしているか確認するためです。
また、離婚後に戸籍を移す場合や、子どもの戸籍変更手続きでも戸籍謄本が必要になります。
戸籍は「家族単位」で管理されているため、結婚や離婚の場面では必ず関係してきます。
パスポート申請
パスポートの新規申請時にも、戸籍謄本の提出が必要です。
理由は、日本国籍を証明するためです。
特に、
- 初めてパスポートを取得する場合
- 有効期限が切れて長期間経っている場合
などは戸籍謄本が求められます。
帰化・国籍関連の手続き
帰化申請や国籍取得、国籍喪失の手続きでも戸籍謄本は重要です。
これは、家族関係や国籍の変遷を確認するためです。
戸籍は単なる住所証明ではなく、身分関係の公式な記録という位置づけになります。
戸籍謄本の手数料はいくら?

取得費用についても気になるところです。
一般的な手数料の目安
戸籍謄本(全部事項証明書)の手数料は、全国一律で
1通450円
です。
住民票よりも高い理由は、記載内容が重要かつ法的効力が大きいためです。
コンビニと窓口の違い
コンビニ交付でも、原則として手数料は450円です。
住民票のように割引されるケースは少ないですが、
自治体によっては若干の差がある場合もあります。
ただし、コンビニ取得の場合は
- 対応自治体であること
- マイナンバーカード所持
が前提です。
戸籍謄本を取るときの注意点

ここはとても重要なポイントです。
戸籍は住民票よりも取り扱いが厳格です。
本籍地がわからない場合の調べ方
「そもそも本籍地がわからない」という方は少なくありません。
本籍地は、運転免許証には記載されていません。
確認方法としては、
- 住民票に本籍を記載して取得する
- 親に確認する
などがあります。
本籍地がわからないと戸籍謄本は取得できません。
暗証番号を忘れた場合
コンビニ取得では暗証番号が必須です。
忘れた場合は、役所で再設定手続きが必要になります。
当日すぐに取得したい場合は、事前確認が重要です。
除籍謄本・改製原戸籍との違い
相続でよく出てくる言葉に、
- 除籍謄本
- 改製原戸籍
があります。
これは、
- 除籍謄本=その戸籍に誰もいなくなったもの
- 改製原戸籍=法改正前の古い戸籍
を指します。
特に相続では、出生から死亡までの連続した戸籍が必要になるため、これらも取得することになります。
よくある質問(FAQ)

最後に、戸籍謄本に関する疑問を整理します。
Q. 戸籍謄本は即日発行できますか?
窓口やコンビニであれば、原則として即日発行です。
ただし郵送の場合は数日かかります。
Q. 本籍地が遠方でもコンビニで取れますか?
本籍地の自治体がコンビニ交付に対応していれば、全国の対応コンビニで取得可能です。
未対応の場合は郵送請求になります。
Q. 他人の戸籍謄本は取得できますか?
原則として、本人・配偶者・直系親族のみ取得可能です。
第三者は正当な理由と委任状が必要です。
Q. 戸籍謄本に有効期限はありますか?
戸籍謄本自体に有効期限はありません。
しかし提出先が「発行後3か月以内」と指定することが多いです。
Q. 相続では何通必要ですか?
ケースによりますが、金融機関や不動産手続きごとに提出が必要になるため、複数通取得しておくと安心です。
まとめ|戸籍謄本は「本籍地」と「条件」を理解すれば迷わない

戸籍謄本は、
- 家族関係や身分関係を証明する重要書類
- 本籍地で発行される
- 条件を満たせばコンビニでも取得可能
という特徴があります。
住民票とは目的も取得場所も異なります。
特に、
本籍地の確認
コンビニ交付対応自治体かどうか
この2点を押さえるだけで、戸籍謄本の取得はスムーズになります。
いざ必要になったときに慌てないよう、仕組みを理解しておくことが何よりの安心につながります。






















